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満たされないシェアハウス
第3章 ス・キ
冬馬が越してきてから
この部屋に入ったのは
はじめて

さすがにまだ
殺風景な部屋だし
ベットには
私が辰己のために
用意したお布団があるくらい

それなのに
男の空気感が溢れてるから
不思議だ

「ちょっと、冬馬何?」

「ええからええから
琴姉、ちょっとここ座っててな!」

戸惑う私をよそに
ニコニコと口角を上げて
嬉しそうにエクボを見せる
冬馬を見てると
まぁいっか
って気持ちになる

仕方ないな

私は
冬馬に言われた通りに
ベットに腰掛け
なんだかテンションの高い
冬馬を微笑ましく見つめた

すると冬馬は
「あー…電気はあれやんな…」
と、ぶつぶつ呟いたあと
突然電気を消して
私の隣に座った

その距離は近い

近すぎるくらい近い

電気が付いてなくて
距離を誤ったのか
酔ってるからなのか
冬馬は
私にピタリと身体を付けて
隣に座った

「な、なんで電気消すのよ」

「恥ずかしやろー思て」

え?
え、何?
恥ずかしいって
どーゆーことよ!

「こないだのやつな
初めてやったやろ?」

「な、なにが?」

「ローターや」

や、やだ
それはしらをきるって
決めてるのに

「なんのこと?」

「ククッ、まぁええわ。
琴姉、黒田さんと別れて
えらい寂しそうやから
ええもんやろう思て」

ほんと近い
近くて
冬馬の熱が伝わるし
息までかかりそう

なんであんたは
いつもそうやって
私をドキドキさせるのよ!

「い、いらないから。
別に寂しくなんてないし」

そう言ったのに
冬馬は私の話に
耳を傾けてはくれず…

「これな、一押しのやつやねんけど」

そう言いながら
私の手に
お、お…おもちゃを握らせた

「ま、待って冬馬、あたし」

「これめっちゃええねん。
こないだのは
ちーちゃいのが一個
あ、琴姉見てへんよな。
普通はな
これが一個しか付いてないねん。
せやけどこれは
デカイのと小さいのが
一個ずつついててな
二箇所攻めができんねん。
例えばな」

「ちょっと!
ちょっと待って冬馬」

「何?」

「あたしこーゆーのは
必要ないって言うか…」

いや
ほんとは
あたしも
ひとりエッチしないわけでもないから
便利だなーとは思ったけど
さすがに…

「わかってるって。
せやねん。
せやから俺は
この仕事してんねん」

え?
なんの話?
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