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満たされないシェアハウス
第4章 シ・テ
昨日の続き

そうハッキリ言われても
私に
断る理由は無かった

だって
どんな理由にせよ
冬馬が
私に触れてくれるんだもん
私だけのために
身体を寄せてくれるんだもん

また
冬馬の胸の中に
包まれたい

呼吸を感じたい

朝まで
一緒に眠りたい…

「よいしょ
琴姉も座って」

冬馬は
おもちゃと除菌シートを手に取ると
先にベットに上がって
あぐらをかいた

座るよう指示されたのは
その目の前

私は
おずおずと
ベットに上がって
冬馬の前に正座をした

「まずは
これでよう拭いて使うんや」

「…はい」

「中に入れる時は
ゴム付けてもええけど…」

「……」

「嫌なら
よう拭けばええで」

「…はい」

「ククッ
なんやムードないなぁ。
これから入れんのに
そんなんやったら入らへんで」

冬馬は
子供のように笑う
私が
ちょうどいいモニターで
いいサンプルがとれるって
喜んでるんだろう

私は
こんなにドキドキしてるのに

「あーせや
俺がエロ動画見したろか?」

「えっ」

「昔、琴姉がコミック
見せてくれたお礼や。
あん時、よう勃たせてくれたから」

そう言って
冬馬は携帯をポケットから
取り出すと
膝を立てて壁にもたれ
私の腕をぐっと引き寄せた

「前に座って
昨日みたいに」

「…うん…」

言われるがままに
冬馬の前に座ると
冬馬は
私を自分にもたれさせて
私にも見えるように
携帯の位置を調整した

あぁ…冬馬の胸
あったかくて
…胸がキュンとする

ねぇ冬馬
あたし
動画なんか見なくても
冬馬にこうされただけで
濡れちゃいそう

「これでええか…
ほら、始まったで」

こーゆーの
冬馬いつも見てるんだ…

「これは
女の子が喜ぶように
作ったAVなんや」

「そんなのあるの?」

「あるで。
女の子がして欲しいこと
満載なんやて。
ほら、振り向かんと見いや」

「あ、うん」

思わず振り向くと
ちょうど冬馬の喉仏が見えて
見惚れそうになっていた

その喉仏に
そっとキスをして
顔を見上げたら
冬馬が
優しく私に
キスしてくれたらいいのに…

携帯動画の
キスをしてるシーンを見ながら
私は
冬馬とのキスを
妄想してる

せっかく冬馬が
動画を見せてくれるのに
結局妄想しちゃってるなんて
何やってんだろ、あたし

 
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