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満たされないシェアハウス
第4章 シ・テ

「ちゃんと見てるか?」
「あ、うん」
画面には
優しく服を脱がされ
胸を揉まれてるシーンが
流れていた
「イマイチか?」
「ううん、そういうわけじゃ…」
「早送りしよか」
冬馬は
私がまじまじと
見ていないことに気づいたのか
少し早送りを始めた
すると
早送りしすぎたのか
なんと
画面に男性『そのもの』が…
「え…」
これって
もっとぼかされてるものじゃないの?
AVとかを
見たことがないわけじゃないけど
今って
こんなにリアルなの?!
あ、ううん
ぼかされてるんだけど
そんなにぼけてないっていうか
できれば
見たくない
思わず
画面を手で隠すと
冬馬は慌てて携帯を置いて
私の顔を覗きこんだ
「ごめん
あかんかった?」
「いや、違うの
驚いたって言うか…その…
正直言うと
知らない人のは
見たくないかも」
「せ、せやな
ちょっと悪乗りし過ぎた。
ほんまごめん」
その時
まだ携帯には動画が流れていて
女性の喘ぎ声が流れていた
「冬馬
もう止めてもらってもいい?」
「もちろん」
そう言って
冬馬は急いで止めてくれたんだけど
突然部屋は静かになり
なんだか…
ぎこちない空気が流れた
けど
そんなの当たり前だよね
モニターの私と
幼馴染の冬馬
モニターを濡らすために
AVを見せる冬馬と
そんな冬馬に
身体を寄り添わせる
あたし
おかしな関係だし
どうかしてる
でもね
そんなの
わかってるけど
それでも
冬馬の側を離れたくないの
好きって……
辛いものだね
どうして私は
好きになっちゃいけない人ばかり
好きになっちゃうんだろ…
「琴姉…」
「あ、ありがと
せっかく…」
「いや、俺がアカンねん」
「いいの、ほんと
気にしないで」
あたしは気にしてないから
だから
『やっぱりごめん』
なんて言って
出て行ったりしないで
「なぁ、琴姉」
お願い
何でもするから
何でも
協力するから…
「何?」
「まだコミックとか見てる?」
「あ…うん、たまには」
「見たい」
「え?」
「琴姉がどんなん見てんのか知りたい」
いいよ
冬馬が知りたいなら
AVまともに見れない女性が
どんなコミック見てるのか
知りたいんだよね?
「いいよ」
それから
今度は私の携帯を2人で覗き込み
また私は
冬馬の胸の中に包まれた
「あ、うん」
画面には
優しく服を脱がされ
胸を揉まれてるシーンが
流れていた
「イマイチか?」
「ううん、そういうわけじゃ…」
「早送りしよか」
冬馬は
私がまじまじと
見ていないことに気づいたのか
少し早送りを始めた
すると
早送りしすぎたのか
なんと
画面に男性『そのもの』が…
「え…」
これって
もっとぼかされてるものじゃないの?
AVとかを
見たことがないわけじゃないけど
今って
こんなにリアルなの?!
あ、ううん
ぼかされてるんだけど
そんなにぼけてないっていうか
できれば
見たくない
思わず
画面を手で隠すと
冬馬は慌てて携帯を置いて
私の顔を覗きこんだ
「ごめん
あかんかった?」
「いや、違うの
驚いたって言うか…その…
正直言うと
知らない人のは
見たくないかも」
「せ、せやな
ちょっと悪乗りし過ぎた。
ほんまごめん」
その時
まだ携帯には動画が流れていて
女性の喘ぎ声が流れていた
「冬馬
もう止めてもらってもいい?」
「もちろん」
そう言って
冬馬は急いで止めてくれたんだけど
突然部屋は静かになり
なんだか…
ぎこちない空気が流れた
けど
そんなの当たり前だよね
モニターの私と
幼馴染の冬馬
モニターを濡らすために
AVを見せる冬馬と
そんな冬馬に
身体を寄り添わせる
あたし
おかしな関係だし
どうかしてる
でもね
そんなの
わかってるけど
それでも
冬馬の側を離れたくないの
好きって……
辛いものだね
どうして私は
好きになっちゃいけない人ばかり
好きになっちゃうんだろ…
「琴姉…」
「あ、ありがと
せっかく…」
「いや、俺がアカンねん」
「いいの、ほんと
気にしないで」
あたしは気にしてないから
だから
『やっぱりごめん』
なんて言って
出て行ったりしないで
「なぁ、琴姉」
お願い
何でもするから
何でも
協力するから…
「何?」
「まだコミックとか見てる?」
「あ…うん、たまには」
「見たい」
「え?」
「琴姉がどんなん見てんのか知りたい」
いいよ
冬馬が知りたいなら
AVまともに見れない女性が
どんなコミック見てるのか
知りたいんだよね?
「いいよ」
それから
今度は私の携帯を2人で覗き込み
また私は
冬馬の胸の中に包まれた

