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満たされないシェアハウス
第5章 ダ・レ
あ!辰巳が玄関を閉める音!
やばい!

私は
猛烈にもじもじと
必死で歩きながら
なんとかこたつに戻ると
ぎこちない感じで腰を下ろした

「ククッ」

それを隣りで笑う冬馬

その冬馬を
軽く睨みつけると
突然

「んっっ!」

そのローターが振動を始めた
や、やだ嘘でしょ!
冬馬、リモコン持ってんの?!

焦ってる私をよそに
冬馬はニヤリと笑いながら
ビールをゴクリと流し込んだ

「ただいまー。
雪見だいふく無かったから
2丁目の交差点まで行ってきたー」

「あ、ありがとね、辰巳」

「すぐ食べるよな?」

「う、うん」

「あー、俺ハーゲンにしたけど
スプーンもらってくるの忘れたー。
琴姉、スプーン」

「あ、う、うん、えっと」

や、やだ
立てないよ
ずっと中でブルブルしてて
どうやって立てば…

「早うせんと
とけてまうで?」

イタズラな冬馬の顔が
憎らしい!

「あ、あのね、赤いボックスに入ってるから」

「赤いボックスて、どれやねん。辰巳帰って来たばっかやねんから、琴姉とったれよ」

「とけるーー」

「わ、わかったわよ、ちょっと待って」

仕方ない
さっき歩けたんだから
大丈夫よね
それにもし
もしももしも落ちたとしても
ショーツの中に留まるはず
よし
ゆっくり…

と、腰を上げた途端

「あっ」

振動は激しくなり
思わずこたつの中で
股間を押さえてしまった

「何?」

「いや、あ、足
足!そう!足つった!」

「もーー」

待てなくなった辰巳は立ち上がり
台所へと行ってしまった

よ、よかった…
こんなことバレるわけにはいかない
そう思いながら
私は冬馬を睨みつけ
股間を押さえたまま
ゆっくりと腰を下ろした
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