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第6章 ワ・ケ

その知り合いが
その仕事してる理由聞いて
手伝いたなってん。
知り合いもな
本業はアクセサリー作りしてんねんけど
昔、色んなバイトしてて
そん時知り合うた女の人のために
副業はじめてんねん」

「そうなんだ…」

冬馬の話によると
その知り合いは
寂しい女性達の相手をしてあげる
アルバイトをしていたらしい

相手をするというのは
お茶を飲むだけのこともあれば
身体の関係をもつことも
あったそうで…

「そんでな
そん時女の人は
大変やなぁと思たんやて。
男みたいに簡単には
風俗行かれへんし
もしそんなとこがあっても
なかなか行かれへん。
もし風俗行けたとしても
女は身体が満足しても
心は余計に虚しさが募るだけや」

確かに…

「ましてや
オナしてることさえ
受け入れん男もおる。
せやけど
仕方ないやんか
したなるんは本能やし
性欲は男だけのもんちゃうし。
そんでな
女の子が持ってても
オモチャとはわからへん
デザインのもん考えたり
そのオモチャ持ってる人が
安心してアクセスできる
AV作ったりしてんねん」


（この知り合いとは
私の小説『従わない奴隷』の
主人公ライキです）