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満たされないシェアハウス
第6章 ワ・ケ
「なんか…すごいね。
そんなに女性目線で
そういうの作ってるなんて
思ってなかった」

「せやろ?
女の子がオモチャ持ってない理由は
買う勇気がないことと
持ってることが
バレたないから」

「…そうかも」

「それにAVとか
安易に見られへんやろうし
男目線のAV見ても
ツボちゃうやろうし。
あーせやから
コミックとか勉強になったで。
あんくらいのAVも
あってええんやなーって」

「あ、あんくらいって」

「しゃあないやん。
琴姉くらいのモニターは
なかなかおらんねんから」

「どういう意味?」

「そもそも
オモチャ使わんような女の子は
モニターとかせえへんねん。
恥ずかしいやろ」

「そりゃあ恥ずかしいよ。
本音なんて言えないってゆーか…」

「せやから
俺がしたってんけどな。
まぁ、それももう終わりやけど…」

そう
それももう……終わりなんだよね

「まぁそんな理由で
頑張ってる知り合いが
人手足らん言うてたから
手伝うことにしたんや。
ごめんな?
色々頼み事してもうて」

「う、ううん。
それより私
今ちょっと感動してる。
冬馬すごいなって思った。
そんなに女の子のこと考えながら
その仕事してたなんて知らなくて」

「しゃあないよ。
どうせあれやろ?
アホなただの
エロい大人になってもうた
思うてたんやろ?」

「まぁ、多少は」

「ククッ、はっきり言うなぁ」

冬馬は
小さなエクボを出し
笑いながら
私の肩を小突いた

「ごめん」

「ええって。
そう思うのが普通や」

「なんか…うれしいな」

「ん?」

「冬馬のこと知れて」

「俺も嬉しいで」

「どうして?」

「前みたいに
普通に話してくれて」

冬馬は
ちょっと照れながら
そんなことを言って立ち上がった

「なんやテンション
上がってもうたから
ビール飲むわ」

ほんとにビールが飲みたかったの?
照れてるの
見られたくなかったんじゃない?

私は
台所に向かう
冬馬の背中に
心の中で話しかけながら
頬を緩ませた

うん
私も嬉しいよ
昔のように
冬馬と普通に話せて

もう
Sな冬馬に
ドキドキさせられることは
…なくなってしまうけど…

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