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スカーレットオーク3
第4章 4 陶芸教室
 緋紗は今でも小夜子の力強い言葉を思い出す。

教室を立ち上げたころの生徒の少なさ、定着のなさ、陶芸に対する精神性の理解のなさ、ないない尽くしで挫けそうになったころだった。(緋紗ちゃん。妥協したら一生妥協するわよ)

小夜子がそう言ってくれなければ緋紗は自分の意思のない、相手任せのニーズに合わせた教室になっていたかもしれない。

それでうまくいけば良いのかもしれなかったが、あの頃はちゃんと自立して直樹と一緒に居たいという希望もあり、やっていければ何でもいいという思いでは過ごすことができなかった。



 (諦めないで良かった)

まだまだ色々なことが完成には程遠いが、その道を辿っているだろうと思える自分でいられる事にいつも感謝している。(もう私、あの時の小夜子さんよりもずっと年上なんだなあ。不思議)

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