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スカーレットオーク3
第6章 6 女子会
クリスマスも間近のある夜、聖乃と和奏はペンションの空いた一室でくつろぎながら、ガールズトークに華を咲かせている。
一歳違いで同じ高校に通う二人は本当の従姉妹のように仲が良い。
聖乃は小さいころからこのペンションで行われていた緋紗の陶芸教室に通っていたので、自然と和奏と仲良くなった。
また優樹の存在もあり、みんな家族同然のような付き合いだ。
しかも二人には共通の秘密がある。
「最近クラスの男子から告白されたんだ」
「えー。またあ?」
和奏は高校生になって告白をされることが増えている。
「どうするの?つきあうの?」
「まさかー。子供っぽすぎるよ。同級生なんて。きよちゃんは好きな人できた?」
「全然。ああ、でも後輩に告白された。女子ね……」
「あはは。それってうちのクラスの姫奈ちゃんでしょう?私とわかちゃんの関係聞かれたもの」
「えー。そうなんだー。女子にモテてもなあ。でも男子も不作ー」
「さすがに直樹おじさんみたいな人っていないよねえ」
「ほんと。先生でもいないって」
二人は直樹が子供のころから好きだった。
中学生のころに二人して好きな人のことを話した時に発覚した。
それからというものより絆が深まった同士のようになっている。
一歳違いで同じ高校に通う二人は本当の従姉妹のように仲が良い。
聖乃は小さいころからこのペンションで行われていた緋紗の陶芸教室に通っていたので、自然と和奏と仲良くなった。
また優樹の存在もあり、みんな家族同然のような付き合いだ。
しかも二人には共通の秘密がある。
「最近クラスの男子から告白されたんだ」
「えー。またあ?」
和奏は高校生になって告白をされることが増えている。
「どうするの?つきあうの?」
「まさかー。子供っぽすぎるよ。同級生なんて。きよちゃんは好きな人できた?」
「全然。ああ、でも後輩に告白された。女子ね……」
「あはは。それってうちのクラスの姫奈ちゃんでしょう?私とわかちゃんの関係聞かれたもの」
「えー。そうなんだー。女子にモテてもなあ。でも男子も不作ー」
「さすがに直樹おじさんみたいな人っていないよねえ」
「ほんと。先生でもいないって」
二人は直樹が子供のころから好きだった。
中学生のころに二人して好きな人のことを話した時に発覚した。
それからというものより絆が深まった同士のようになっている。