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スカーレットオーク3
第11章 12 ディナー
森林組合の新人も仕事を始めてから二ヶ月近く過ぎた。
そろそろ脱落者が出る頃だ。四月当初には四名いたがゴールデンウィーク前に一人やめてしまった。
今は二十七歳の伊藤啓太と四十歳の前野浩二、それと柚香が残っている。
男でもきついのに、柚香の粘り強さと森に対する愛着や仕事に対する真剣さには直樹も感心していたが相変わらず送られてくる熱視線には困っていた。
周りの組合員の手前、柚香も積極的には出てこない。
直樹もはっきりアプローチされているわけではないので何も対処ができなかった。
颯介のアドバイスを実行しようと新人三名をペンションのディナーに誘った。
ちょうどペンションも繁忙期が終わって、それほど慌ただしくもないので和夫にも迷惑を掛けないだろう。
また沢田も時期的に余裕があるはずだ。
直樹は颯介に電話をしてディナーを共にしてくれるように頼んだ。
そろそろ脱落者が出る頃だ。四月当初には四名いたがゴールデンウィーク前に一人やめてしまった。
今は二十七歳の伊藤啓太と四十歳の前野浩二、それと柚香が残っている。
男でもきついのに、柚香の粘り強さと森に対する愛着や仕事に対する真剣さには直樹も感心していたが相変わらず送られてくる熱視線には困っていた。
周りの組合員の手前、柚香も積極的には出てこない。
直樹もはっきりアプローチされているわけではないので何も対処ができなかった。
颯介のアドバイスを実行しようと新人三名をペンションのディナーに誘った。
ちょうどペンションも繁忙期が終わって、それほど慌ただしくもないので和夫にも迷惑を掛けないだろう。
また沢田も時期的に余裕があるはずだ。
直樹は颯介に電話をしてディナーを共にしてくれるように頼んだ。