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スカーレットオーク3
第12章 13 楽園
暑い夏の日、直樹と緋紗は家の近くにある滝壺にやってきた。
こじんまりとした場所で軽い避暑地だ。
優樹は部活動なので二人きりで過ごす。
「滝の水ってやっぱり冷たい」
少し泳いで緋紗はあがり草の上に腰を下ろした。
寝っ転がっている直樹は緋紗のグリーンのワンピースの水着を見ながら「昔、着てたヒョウ柄のビキニはもうないの?」と聞いた。
「一応とってある。着ないけどね」
「もう着ないのか。今も似合うと思うよ」
初めてここで過ごした日を思い出していた。
緋紗が直樹の悪戯を思い出し少し睨む。
そんな緋紗の手を引っ張り直樹は自分の身体の上に乗せた。
「なんであんな事したの?」
「なんでだっけ?」
とぼける直樹を緋紗が呆れた顔で見つめる。
「言っても怒らない?」
「うーん」
「じゃやめた」
「もう……。じゃ怒らない」
こじんまりとした場所で軽い避暑地だ。
優樹は部活動なので二人きりで過ごす。
「滝の水ってやっぱり冷たい」
少し泳いで緋紗はあがり草の上に腰を下ろした。
寝っ転がっている直樹は緋紗のグリーンのワンピースの水着を見ながら「昔、着てたヒョウ柄のビキニはもうないの?」と聞いた。
「一応とってある。着ないけどね」
「もう着ないのか。今も似合うと思うよ」
初めてここで過ごした日を思い出していた。
緋紗が直樹の悪戯を思い出し少し睨む。
そんな緋紗の手を引っ張り直樹は自分の身体の上に乗せた。
「なんであんな事したの?」
「なんでだっけ?」
とぼける直樹を緋紗が呆れた顔で見つめる。
「言っても怒らない?」
「うーん」
「じゃやめた」
「もう……。じゃ怒らない」