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スカーレットオーク3
第14章 15 抱擁
今日は優樹の誕生日だ。
プレゼントは優樹の希望でゲームソフトになった。
直樹も緋紗もゲームをして育ってきているのでしょうがないという気持ちで買ってやっている。
「これ欲しかったんだー」
「ほどほどにね」
「お父さんとお母さんもゲームやってるじゃんよ」
「ちょっとだけよ」
直樹と緋紗は共通のネットゲームをやっていた。
もう下火でゲーム自体は過疎気味だったが配信は停止されておらず、およそ二十年の歴史を持つネットゲームとしてマニアからの支持もある。
「そういえば。月姫と乙女が結婚したよ。リアルで」
「え?男の人じゃなかったんですか?」
緋紗はびっくりして直樹を見た。
月姫と乙女はネットゲームの中で直樹と一緒に遊んでいた二人でネット上では女キャラを操作しているが中身は男だと聞いていた。
「なんか。乙女は女の子だったみたいね」
「へー。そんな出会い方もあるんですねえ」
感心している緋紗に優樹が聞いた。
「お母さんはお父さんのどこが好きなの?」
「え。いきなりね」
「お父さんはお母さんが一生懸命で可愛いって言ってたよ」
優樹は明るく言う。
直樹は平然としている。
緋紗は赤面して少し考えてから「そうね。正直でロマンチストなところが好きかな。他にもいっぱいあるけど」と答えた。
プレゼントは優樹の希望でゲームソフトになった。
直樹も緋紗もゲームをして育ってきているのでしょうがないという気持ちで買ってやっている。
「これ欲しかったんだー」
「ほどほどにね」
「お父さんとお母さんもゲームやってるじゃんよ」
「ちょっとだけよ」
直樹と緋紗は共通のネットゲームをやっていた。
もう下火でゲーム自体は過疎気味だったが配信は停止されておらず、およそ二十年の歴史を持つネットゲームとしてマニアからの支持もある。
「そういえば。月姫と乙女が結婚したよ。リアルで」
「え?男の人じゃなかったんですか?」
緋紗はびっくりして直樹を見た。
月姫と乙女はネットゲームの中で直樹と一緒に遊んでいた二人でネット上では女キャラを操作しているが中身は男だと聞いていた。
「なんか。乙女は女の子だったみたいね」
「へー。そんな出会い方もあるんですねえ」
感心している緋紗に優樹が聞いた。
「お母さんはお父さんのどこが好きなの?」
「え。いきなりね」
「お父さんはお母さんが一生懸命で可愛いって言ってたよ」
優樹は明るく言う。
直樹は平然としている。
緋紗は赤面して少し考えてから「そうね。正直でロマンチストなところが好きかな。他にもいっぱいあるけど」と答えた。