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蜜月非行【1】 〜フリーズ・破廉恥ショー〜
第20章  カプセルロト
 …
 高橋が、来訪者に挨拶をする。
「これは先生、どうぞこちらに...」
 高橋に促され、来訪者はベッドの側にやって来た。
「あっ!…」
 その顔を見て、優夏は驚く。

 来訪者の正体は、催眠術師の神野珍斉であった。
 優夏の動きを封じる、催眠術をかけた男。
 その催眠術を解くために、珍斉はやって来たのだ。

 顔面騎乗体勢の、優夏を見る珍斉。
「随分と楽しそうじゃな」
 すると小林。
「そうだ、先生にも手伝って貰おう」
 珍斉と小林は、部屋の隅に移動した。
 そこに高橋も加わり、何やら話し合いが始まった。

 再び、待たされる事になった優夏。
 “なにを話しているの?”
 優夏は、大きな不安に襲われていた。
 …
 高橋が戻ってきた。
「お待たせしました。再開しましょう」
「ほんまやで」
「はよーせえっ」
 ブーたれる、坊主頭と細目の男。
 そこへ小林も戻ってきた。
「まあまあ、いい事思い付いたんで」
「なんや、いい事って」
「それは、見てのお楽しみで...」
「そうなんか、じゃーええわ」
 坊主頭と細目の男は、あっさりと引き下がった。

 その会話に、更なる不安を感じる優夏。
 “いやな予感がするわ…”
 すると、珍斉が何かを手にして戻ってきた。
 “えっ!?うそっ!…”
 それを見て、優夏は絶句した。
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