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好きと依存は紙一重
第1章 決意
「この状況で寝ちゃう?」
思わず大きな声が出てしまったが、公演後に京都から東京へ逃げ出し、知らない少女と一緒に寒空の中歩き回ってホテルを探していたのだ。ホテルに着いて一息つけるはずが、こうして逆レイプされたのだから、心身ともに限界だったのだろう。
未亜は半分は自分のせいだと思うことにして、連の身体をベッドから落ちないように気をつけながら押し退けた。
「んんっ……!」
入っていたままのペニスが抜け、未亜は背筋を震わせた。
「こっちもどうにかしないとだ……」
サイドテーブルにディッシュボックスを見つけると、元気がなくなったペニスからコンドームを取り除き、ティッシュに丸めて捨てた。
浴室に行って風呂桶にお湯を溜めると、フェイスタオルを1枚沈めて部屋に戻る。サイドテーブルに風呂桶を置くと、雑巾絞りの要領でお湯を切り、連の身体を拭いていく。
「ホント、綺麗な身体……」
丁寧に拭きながら、連の身体を観察していく。程よい筋肉がついた色白の身体は、一切の無駄がない。体質なのか、手入れをしているのかは知らないが、余分な毛も無く、外傷もない。強いて言うなら先程未亜が首筋につけた噛み跡だけだ。
一通り拭いてから長襦袢を着せようとするも、腰紐の縛り方がよく分からない。めんどくさくなった未亜は適当に前合わせにすると、連が使う予定だったベッドから掛け布団を持ってきて連にかけ、彼に抱きしめられる形になるように潜り込んだ。
翌朝、未亜はテレビの音で目が覚めた。気だるい身体を起こすと、連は隣で上半身だけ起こし、ベッドボード代わりに壁に打ち付けられたクッションボードに寄りかかりながらテレビを見ていた。
「おはよ……」
「おはようさん」
てっきり怒られると思っていたが、穏やかな挨拶が返ってきてホッとする。未亜も身体を起こして連に寄り添うようにしてテレビを見た。ちょうど報道されているニュースに、未亜は固まる。
思わず大きな声が出てしまったが、公演後に京都から東京へ逃げ出し、知らない少女と一緒に寒空の中歩き回ってホテルを探していたのだ。ホテルに着いて一息つけるはずが、こうして逆レイプされたのだから、心身ともに限界だったのだろう。
未亜は半分は自分のせいだと思うことにして、連の身体をベッドから落ちないように気をつけながら押し退けた。
「んんっ……!」
入っていたままのペニスが抜け、未亜は背筋を震わせた。
「こっちもどうにかしないとだ……」
サイドテーブルにディッシュボックスを見つけると、元気がなくなったペニスからコンドームを取り除き、ティッシュに丸めて捨てた。
浴室に行って風呂桶にお湯を溜めると、フェイスタオルを1枚沈めて部屋に戻る。サイドテーブルに風呂桶を置くと、雑巾絞りの要領でお湯を切り、連の身体を拭いていく。
「ホント、綺麗な身体……」
丁寧に拭きながら、連の身体を観察していく。程よい筋肉がついた色白の身体は、一切の無駄がない。体質なのか、手入れをしているのかは知らないが、余分な毛も無く、外傷もない。強いて言うなら先程未亜が首筋につけた噛み跡だけだ。
一通り拭いてから長襦袢を着せようとするも、腰紐の縛り方がよく分からない。めんどくさくなった未亜は適当に前合わせにすると、連が使う予定だったベッドから掛け布団を持ってきて連にかけ、彼に抱きしめられる形になるように潜り込んだ。
翌朝、未亜はテレビの音で目が覚めた。気だるい身体を起こすと、連は隣で上半身だけ起こし、ベッドボード代わりに壁に打ち付けられたクッションボードに寄りかかりながらテレビを見ていた。
「おはよ……」
「おはようさん」
てっきり怒られると思っていたが、穏やかな挨拶が返ってきてホッとする。未亜も身体を起こして連に寄り添うようにしてテレビを見た。ちょうど報道されているニュースに、未亜は固まる。