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好きと依存は紙一重
第2章 jester
続きを書こうとしたところで、ツイッターから通知が来た。どうやら誰かにフォローされたらしい。
「ん? 誰だろ?」
ツイッターを開いてみると、黒犬からフォローしていた。フォロバをしていると、@ツイートが来た。
”どうも、黒犬です。いつもシャム猫先生の小説楽しみにしてます。先生とお話したくてこの垢作りました”
黒犬のプロフィールを見てみると、読書垢となっていて、シャム猫先生推しとまで書かれていた。ツイート数も少なく、どれも未亜が書いた小説の感想か宣伝だった。どうやら未亜と話したくてアカウントを作ったのは本当らしい。
嬉しくもあるが、少し恐怖を覚える。
”こんばんは。いつも読んでくれてありがとうございます。黒犬さんのペコメやレビューを励みに執筆しています”
我ながらありきたりな文面だと思いながら、リプを返す。事務的なそっけない返信をしたらもう読まれなくなるかもしれない。そう考えると、ある程度おべっかを交えながらの返信をしてしまう。
黒犬のコメントやレビューが励みになっているのは事実ではあるが、1番の理由は書きたいからだ。
黒犬からの返信は、すぐに来た。
”先生の励みになれてるなんて、とっても嬉しいです!よかったらDMで話しませんか?”
!のあとに空欄がないのが気になったのは、きっと職業病だろう。
「うわぁ、なんかやだな……」
ツイッター歴約7年、いきなりDMに来ようとする人はろくな人でないと学んでいる。だがいつも応援してもらっていると、断りづらい。
「まーいっか」
頻繁にコメントをくれる人を失うのは嫌だが、もし変なことを言ってくるのなら、ツイッターとサイトでブロックしてネタにしてしまえばいい。
ある種の開き直りをしてOKを出すと、すぐに黒犬からDMが来た。
”DM失礼します。実はこの前jesterの公演観に行ったんですけど、すごく面白かったです!あんなに面白い小説書けるだけでもすごいのに、舞台の脚本も書けるなんてすごいですね!ますますファンになっちゃいました”
「ん? 誰だろ?」
ツイッターを開いてみると、黒犬からフォローしていた。フォロバをしていると、@ツイートが来た。
”どうも、黒犬です。いつもシャム猫先生の小説楽しみにしてます。先生とお話したくてこの垢作りました”
黒犬のプロフィールを見てみると、読書垢となっていて、シャム猫先生推しとまで書かれていた。ツイート数も少なく、どれも未亜が書いた小説の感想か宣伝だった。どうやら未亜と話したくてアカウントを作ったのは本当らしい。
嬉しくもあるが、少し恐怖を覚える。
”こんばんは。いつも読んでくれてありがとうございます。黒犬さんのペコメやレビューを励みに執筆しています”
我ながらありきたりな文面だと思いながら、リプを返す。事務的なそっけない返信をしたらもう読まれなくなるかもしれない。そう考えると、ある程度おべっかを交えながらの返信をしてしまう。
黒犬のコメントやレビューが励みになっているのは事実ではあるが、1番の理由は書きたいからだ。
黒犬からの返信は、すぐに来た。
”先生の励みになれてるなんて、とっても嬉しいです!よかったらDMで話しませんか?”
!のあとに空欄がないのが気になったのは、きっと職業病だろう。
「うわぁ、なんかやだな……」
ツイッター歴約7年、いきなりDMに来ようとする人はろくな人でないと学んでいる。だがいつも応援してもらっていると、断りづらい。
「まーいっか」
頻繁にコメントをくれる人を失うのは嫌だが、もし変なことを言ってくるのなら、ツイッターとサイトでブロックしてネタにしてしまえばいい。
ある種の開き直りをしてOKを出すと、すぐに黒犬からDMが来た。
”DM失礼します。実はこの前jesterの公演観に行ったんですけど、すごく面白かったです!あんなに面白い小説書けるだけでもすごいのに、舞台の脚本も書けるなんてすごいですね!ますますファンになっちゃいました”