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好きと依存は紙一重
第2章 jester
「お望みどおりに」
 仕切り直しと触れるだけのキスをすると、徐々に下へと唇を落としていく。途中で大きな音が出るように軽く吸い上げれば、未亜は甘く切ない声で啼く。
 胸の愛撫も忘れない。片方の胸をやわやわと揉みながら、指先を乳輪に食い込ませる。
「んぅ、ふっ……あぁ……!」
 連の優しい愛撫に、じれったさで躯を小刻みに震わせる。男慣れしているはずの未亜がこれだけの愛撫で瞳を潤ませるのが嬉しくて、もっと強い刺激を与えて壊してしまいたくなる。

(まだ、我慢……)
 心の中で自分に言い聞かせると、今度は両手で膨らみを揉みしだき、指先をくるくると乳輪に這わせていく。
「あぁっ……、連、焦れったい……。めちゃくちゃにしてって、んっ、言ったのに……」
「えぇ、めちゃくちゃにしたります。そやけど、もう少し我慢しとくれやっしゃ」
 そう言って乳首を触らないまま、連の手は下へ下へとゆっくり這っていき、未亜の太ももを撫で回した。

「やっ、ふふ……く、くすぐった……」
 太ももを擦り合わせながら笑う未亜だが、甘い吐息が零れている。くすぐったさの中にも、ちゃんと快楽を見出しているようだ。
「姫さんはほんまにくすぐったがりどすなぁ」
 はんなりと言いながら、未亜の足を大きく開かせた。なんの前触れも無しに秘所を晒されたのが恥ずかしかったのか、未亜は小さな声を漏らしながら口元を押さえ、大きく見開いた目を連に向けた。

 まだ触れてもいないのに、未亜のヴァギナはしっとり濡れており、薄暗い照明で愛液が光った。
「あれだけで、感じてくれてるんどすなぁ」
「今日の連はちょっとイジワルだね。夜中に呼び出したから、怒った?」
 連が喉を鳴らしながら笑うと、未亜は連の様子を伺うように見上げる。その姿は怯える小動物のようで、愛しさがこみ上げる。
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