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馨の彼女なんてならない!
第4章 相談事
馨の隣が嫌でさりげななく別の男子と話していた。

話も噛み合わずトイレで化粧直しする始末。

はぁぁーー帰ろう。

カチャ…


「かおっ…むぐぐっ…」

急に大きな手のひらが影になってでてきて

三玲の口を塞いでくる。

「シーっ!声あげないでね。

俺捕まっちゃう。」

力が少し抜ける三玲の腕を支える馨。

「…酒…飲み過ぎなんじゃない?」

「三玲が中々、移動かないから。

女子に飲めって言われれば飲むでしょ。」

「どうして今日は俺からさけてんの?」

なんとか馨の片腕を振りほどいて話せた。

「瑠璃いんのよ?決まってんでしょ?」

一歩まちがえたら犯罪じゃないの?

何回も驚かせないでよ!

瑠璃からも嫉妬されるのは学生時代だけで

こりごりだよ。

どれだけ学校行事、ギクシャクして最後、

楽しくなかったかわかる?

瑠璃もより戻すの満更でもなさそうだったし。

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