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先輩の彼女を調教してやった
第37章 広美の頭の中は…
翌日、太田はカチャカチャと鳴る音に目を覚ました。

「ふぅあー、よく寝たな」
「ん?」

太田は寝たときよりも毛布が増えていた事に気が付いた。
おそらく広美がこっそりと一枚追加で毛布をかけてくれたのだろう。

「まったく、どこまで人がいいんだか」

太田はそう呟き部屋を見渡す。
机の上には朝食のようなものが準備されていた。

鏡の前で身だしなみをしている広美が太田が起きた事に気がつき、声をかける。

「あっ、起きましたね、簡単なものですが、机の上に朝食あるので食べてください」
「あっ、太田さん起きるの遅いから、私は先に食べちゃいました」

広美は再び鏡を見て身だしなみを続ける。

「おう、ありがたく食べさせてもらうよ」
「広美ちゃん、あと毛布ありがとな」

太田は朝食と毛布に対して感謝の言葉をかけた。

「別に感謝しなくてもいいですよ、風邪引かれたら困りますから」
「さっ、早く食べてください、会社に遅刻しますよ」

太田は広美に対して、これからどうするか悩んでいた。
当初は単純に広美に性的な行為をするのに興奮をしていた。
しかし昨日の夜に広美の人柄の良さを知ってしまい、自分の行為が愚かに感じてしまっていた。

(こんな人が良い広美ちゃんに俺は一体何をしているんだ…)

太田は葛藤した。

(もうこんな事は辞めた方がいいのか?)
(でも…、でも辞めたら、二度と広美ちゃんとセックス出来ないぞ)
(もう今さら辞めれねーだろ、神様がくれたチャンスだ、広美ちゃんには悪いけど最後まで楽しむしかないよな)

太田は自分に言い聞かせるように迷いを消し、準備されていた朝食を食べ終えた。

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