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先輩の彼女を調教してやった
第38章 通勤電車で
広美は太田に催促されるように部屋を出た。
太田も部屋を出ると、広美は部屋の鍵をカチャリと閉める。
そして少し歩いた所で、パンツのクロッチ部分が、アソコに張り付く感触に気が付いた。

(やだ、パンツ濡れちゃってる)
(どうしよう、今さら下着交換に部屋に戻れないよ)
(だ、大丈夫かな)

濡れた下着が気になったが、結局広美はそのまま駅に向かい太田と二人でホームで電車を待っていた。

「ん?なんかいつもより人が多いな」

太田はホームに居る人の多さに気がつき、広美に話しかける。

「あー、確かにそうですね、何かあったんですかね」

広美は電光掲示板に目をやり、再び太田に話しかけた。

「あっ、太田さん、電車遅延してるみたいです」

広美は困ったような顔をして太田にそう告げた。
そして電車が到着し、ドアが開き、車内から多くの人が一旦ホームに降りる。

そして再び吸い込まれるようにして、電車に人が乗り込んでいく。

広美は満員電車に乗るか躊躇した。
その時、太田に手を握られ体を引っ張られる。

「ほら、広美ちゃん乗るぞ」
「これに乗らなきゃ、会社遅刻だ」

太田に手を握られて広美はドキッとしたが、会社に遅れるわけにはいかないと思い、太田に手を握られて車内に入った。

(うそっ、思ってたより混んでる)
(やだ、押し潰されちゃうよ)

広美は人の並みに飲まれ、車内奥に押し流れそうになった。
太田とはぐれないように、握られていた手をギュッと強く握り返す。

それに気が付いた太田は広美の手を引き、自分がいる扉付近に広美を引き寄せ、そのまま腰に手を回して抱きしめた。

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