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先輩の彼女を調教してやった
第49章 健治を思い出した広美
広美はシャワーを浴び終わり、台所で目玉焼きを焼いていた。

「時間無いからこんなのしか作れないけど、太田さん喜んでくれるかな」
「でも太田さん、私がつくった料理、美味しそうに食べてくれるから嬉しいよね」

既に会社にいく準備を終えている太田は部屋でテレビのニュースを見ていた。

(女の朝は時間が掛かるもんだな)
(まぁ、仕方ないか)
(ん?なんかいい匂いしてきたぞ)

広美が両手に食器を持って部屋に入ってきた。

「あっ、目玉焼きしか作れなかったけど、食べるよね?」

太田は時間が無いなか、朝食を作っていた広美に感心した。

「あっ、今日の占いやってる」

広美はテレビに映る、今日の占いに気がつき、食器を机の上に置いてテレビに注目した。

「えーと、私は5月生まれだから…」
「あっ、運命の人と新たな一日を迎える、だって」
「へぇー」

広美は太田の目を見つめて言葉を繰り返した。

「運命の人だって…」

太田はソワァーから立ち上がり、広美を抱きしめチュッと唇にキスをした。

「広美ちゃん、これからもよろしくな」

広美は幸せそうな顔をしてコクりとうなずいた。
そして太田の背中に両手をまわし、しっかりと太田に抱きついて好きだという気持ちを伝えた。


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