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先輩の彼女を調教してやった
第55章 新たな調教
広美は一日中、部屋で健治の事を考え泣いていた。

出会った頃の楽しかった思い出や、健治に告白され嬉しく涙を流した夜の事。
そして初めてセックスをした旅行の出来事。
広美は初めての彼氏が健治で幸せだと思っていた。

幸せはいつまでも続き、いつか健治と結婚をするものだと本気で思っていた。

しかし広美は自ら健治に別れを告げた。
それは広美なりのけじめだった。

自分は健治に内緒で太田とセックスをしている。
そしてその濃厚なセックスの気持ちよさに虜になってしまった。

一度体で知ってしまった快感は忘れる事が出来ない。

おそらく、今後も健治と付き合っていたとしても、セックスをする度に、どうしても太田と比べてしまうだろう。

そしていつか健治とのセックスに満足出来なくなる自分が怖くなってしまった。
何も悪くない健治にそんな思いをしたくない。
だから広美は自ら別れを告げたのだ。

昨日の健治とのセックスはそれを確かめたかった。
けど、やっぱり健治では満足しなかった。

健治に嫌な思いをさせるぐらいならいっそ別れてしまおうと広美は結論を出したのだ。

「全部私が悪いの」
「健治さん、本当にごめんなさい」
「もうあなたを好きでいられる資格なんて私には無いの」


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