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不埒に淫らで背徳な恋
第10章 【不埒に淫らで背徳な愛なら許されるのでしょうか?】

もうヤバい……声出ちゃう。
震える手を伸ばし引き寄せる。
「キスして…っ」
口塞いでくれなきゃ喘ぎが止まらない。
もっと奥まで…と緩めた隙きに止めどなく突き上げてくれるのは阿吽の呼吸だった。
互いの身体が覚えてる。
どこが一番感じるのか。
どうすれば欲しがるのか。
どこを攻めれば達するのか。
一番良いタイミングで頂点まで連れてってあげる。
そこで見る景色はまだはっきりと脳裏に残っていた。
爪先まで震える。
絡ませる指の先で微笑み合った。
「快くん……お願い、イかせて」
「僕ももう……イキたいです」
「全部……中に出して」
「堪んないです……その顔」
「快くんじゃなきゃイケないの…」
額にうっすら浮かぶ汗。
激しく打ちつける肌。
もう声…我慢出来ない。
「うっ…あぁ…!イク……イク」
「僕もっ……イク!あぁ…!」
同時に達するのがわかった。
薄い膜の中でたっぷり出てるのも。
繋がってる部分がまだ痙攣しているけどようやく終わった。
いや、終わってしまった。
胸の上でぐったりしてる……湿った毛先。
自然と撫でている手はそのまま抱き締めた。
すぐに離れたくなかったのだ。
達した後の体温も感じていたかった。
「もう……離したくないです」
「え……」
後処理も終えて服も整えた後に面と向かい言われた。
「瑠香さんのこと、もう誰にも渡したくないから僕のものにしていいですか?」
真っすぐな視線に動けなくなる。
まだ火照ってる身体がキミを求めてしまうのに煽らないで。
会社だと忘れてキスで応えてしまう。
首の後ろに手を添えて何度も甘い蜜を吸う。
「る、瑠香さん……2個目は持ってないです」
熱い吐息が行き交い自制心が崩壊していく。
この甘い匂いは何なの…?
吸い寄せられていく。
「時間……まだある?」
見つめ合ったまま「はい」と答えてくれた彼に再び熱いキスを持ちかける。
まだ物足りないの……わかるでしょ?

