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不埒に淫らで背徳な恋
第12章 【エピローグ】

「当たってるってば…」
「ごめん……これは自然現象で…収まるまで待って」
固くなったのがお尻に当たっていて気付かないフリは不可能だった。
擦り付けてくるんだもん、わざとでしょ。
少しして本当に収まったらしく素直に手当てに応じてくれた。
ベットに腰かけ傷口を消毒していく。
「痛っ…!」
「我慢して……」
「うぅ……」
「あと少しだから…」
「染みる〜!」
「はい、終わった」
「本当に終わった…?」
「うん」
「まだ終わってない…」
そう言って胸に顔を埋めてきた。
キス出来ないのもどかしいね。
髪を撫でたら服の上から膨らみを甘噛みしてきた。
「ん……っ」と声が漏れる。
「お口痛いでしょ?今日は無理しちゃダメだよ?」
シュン…としないで。
理性が保たない。
目を逸らし片付けようとした。
握る手も解いたのにどうして聞き分けないの…?
私がスイッチ入るまでするの…?
その瞳で見られたら抗えなくなるのよく知ってるね。
本当そう。
この瞳に弱い………
食べちゃいたくなる。
座ろうとしない私の手を引き脚の間に立たせたらそっと抱き寄せ見上げてくるの。
「お腹空いてない?何か作ろうか?」
必死に理性働かせてるのに私の手を自分の頬に当ててきた。
視線を逸らすものなら服の中に手を忍ばせてくる。
お腹をペロリと舐めたら目で煽り始めるのだ。
両手で肩を押し退け距離を取った。
考えてみれば、快くん相手に始めから理性など存在しなかったよね。
この瞳が……この唇が……この身体が……
私を求めてくれる限り抗えないことはよくわかってる。
私だって欲しい。
本当は押し倒したい。
今すぐにでも繋がりたくて疼いてる。
だけど、すぐには与えない私の性癖わかってるでしょ…?
「瑠香さんが欲しい……もう我慢しなくていいよね…?」
「ダメ……我慢して」
眉をハの字にして駄々をこねる。
「ヤダ……我慢出来ない、したくない」

