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不埒に淫らで背徳な恋
第12章 【エピローグ】





ギュッとされて心配そうにどうしたの?って聞いてきた。




そうだよね、どうしたんだろうね?私。




こんなこと、私の口から出る日が来るなんて。




「その日なんだけど……危険日なの」




「あ、はい……じゃあ、ちゃんとゴム着けます」




「そうじゃなくて…」




「え…?」




向かい合って頬に手を添える。
きっと今から言う言葉は女が言うと一番重いやつ。
でも口が勝手に動いちゃう。
声に出しちゃうの。





「すっごい溜めてきて……一人で出しちゃダメだからね?」




「はい……っていつもそうですけど」




お願い……わかって欲しいけど、言葉にしなきゃ伝わらないのがもどかしい。
頭の中は「?」だらけだよね。





「どうしてもその日……快くんが欲しい」




「僕も欲しいです、ていうか離れてた分取り返しますから」




「たっぷり中に出してね…?ゴム着けないで」





「え…?」




「欲しいの……ダメかな?」




「それって……」




「私も初めての感情で驚いてる……でも欲しい……快くんの遺伝子、ここに宿したい」




言ったら言ったで猛烈に恥ずかしい。
目見れない。
引いた?引いたよね?
拒絶されたらどうしよう。




愛おしくて初めて思った。




快くんの子種が欲しい。
産みたい。
憧れや羨望からじゃなく本能的に。




「ごめん、忘れて……って泣いてる!?」





ポタポタとシーツに零れ落ちた音で気付いた。
肩を震わせ静かに泣いている。




「瑠香さんが……僕を選んでくれたんですね?それが嬉しくて」




え、この期に及んでまだセフレだと?
好きって言ったよ!?
愛してるって確認し合ったよね!?




「いつも誰かのものでした……ずっと」




「嗚呼……それはごめんなさい」




「だから今度こそは慎重にいこうって……嫌われないように…見捨てられないように」




ティッシュケースを取り拭いてあげる。
鼻水まで垂れてるよ?バカね。
そんなに不安だったの?










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