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不埒に淫らで背徳な恋
第12章 【エピローグ】

クシャッと笑うこの笑顔に最初からヤラれてたのにね。
すぐ抱きついてくるの可愛い。
すぐキスしてくるのも慣れると心地良い。
徐々に深くなって後ろに追いやられて壁側に。
「ねぇ、珈琲淹れたよ?」
「まだこっち……」
そっか、猫舌だもんね。
もう少しだけならいいか。
でもこれ以上はヤバくなるから…と舌を甘噛みして中断する。
「これ懐かしい…」
「覚えてたんだ…?」
確か会社の資料室でキスされた時にも今みたく甘噛みしたんだったね。
やめてくれないから。
「あの時よりもっと好きです」
待って……もう煽らないで。
私からキスしちゃうじゃない。
珈琲冷めちゃうよ。
スカート捲り上げられてももからお尻に手が這う。
首に手を回しちゃったらどんどん深くなる。
角度を変えて舌が止まらなくなる。
ズボンの上から固いのをグリグリ当てられてハッとした。
「ダメ……次まで溜めてもらわないと」
「えぇ…!今から?今日は帰るまで抜いておきたいです!」
あまりにも懇願してくるので根負けして笑った。
「そうだね、快くん絶倫だもんね」
そう言って私から唇を塞いだ。
どんなに鳴かされても失神しようとも自分から求めてしまう。
この身体が好きなの。
欲しくなる。
触れたら理性などないに等しい。
夢中にさせられる。
本当、発情期の動物かってくらい。
大好き………もう離さないよ。
快くん………好き。
二ヶ月後。
「「結婚っ!?」」
「うーん、私からすると再婚なんだけどね。そういう運びになりました」
「「おめでとうございます!!」」
ようやく職場にも報告出来た。
想像以上に喜んでもらえて嬉しい限りで。
みなみちゃんなんかもう泣いてくれてる。
「ありがとう」
薬指に光る結婚指輪もマジマジと見られ
芸能人の記者会見かってくらい質問が飛び交うけどまだ報告しなければならないことが。
「福岡行っちゃうんですか?」
「あ、いや…それは」

