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第12章 【エピローグ】

「誰とも被ってないなら僕はずっと、瑠香さんって呼ぶ」




「誰とも被ってないって……もしかして？」




「はい、歴代彼氏です」




絶句……！！
そういうの、気にするタイプだったのね？
まだまだわからないこともあるけれど何か知るたびにクスッて笑っちゃうことばかりだよ。




声に出して笑ってたらちょっぴり拗ねちゃった。




「小さい男…とか思ってるでしょ？」




ソファーの上で膝抱えちゃってさ。
キミ、これからパパになるんだぞ？
幻滅した？って気にし過ぎ。
しない、しない。




「ううん、大好きだよ」




チュッとキスして言い逃げ。
敵わないな、もう機嫌直って甘えてくるんだもん。
ていうよりもしかしたらすでに大きな子供と化してる…！？
それは困るな、非常に。




妊娠してから……無理にセックスは出来なくなったからかかなりスキンシップは多め。
キス以外でどこかしら触れてる。




テレビ見てても歯磨きしてても。
お腹撫でてくれるのは有り難いけど。
ジーッと見つめられたら落ち着かないよ。
ん？ってアイコンタクトしても何でもないフリしてさ。




でもその目が何を伝えようとしてるのかわかっちゃうから私からキスしてあげる。




「あ…ごめん、無理させたいわけじゃないんだ」




「ううん、いいの。私がしたいの」




「うん……ありがとう」




ベットの上で並んで寝てる。
布団の中でゴソゴソと手を伸ばし膨らみに触れる。
まだ固くなってないけど時間の問題だよね。





「あっ…ダメだよ」




「何で…？」




「だって安静に過ごさなきゃ」




「安静に過ごせてるよ…？」




快くんのココは安静には出来ないみたいだけどね…？
すぐ固くなる。




「赤ちゃんビックリしちゃうよ」




「うん……挿れるのはまだやめといた方がいいんだろうけど」




「うん……頑張る、しない…我慢する」




「え、何で…？こんなに固くなってるよ？」




「そ、それは瑠香さんが触るから…」




お腹に負担がかからないように身体を起こす。




「知ってた…？妊娠して辛いばかりじゃないの、性欲はあるんだよ？こんなの見せられてムラムラしないとでも…？」