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不埒に淫らで背徳な恋
第3章 【破滅的な愛でしょうか?】
自然に寄り添って自然とボディタッチしたりして笑い合う。
何鍋にするか議論して仲良く野菜を選んだり、一緒に飲むお酒をチョイスし合ったり……
何でこんなに普通で居れるの……?
「作ってるから先お風呂入って来なよ」
優しい言葉に甘えて、他の人の匂いを消しに行く。
湯船に浸かりながら他の人を想ってる。
鏡に映る自分の身体にキスマークがついていないかチェックしてる。
ホッとした後、いつかはつけてほしいな……なんて願ったりしてるの、私。
肌身離さずにつけていた結婚指輪。
また外しちゃったのに、前より罪悪感が薄れてる。
「瑠香〜!もう出来てるよ〜!」
「はーい」
こうして笑顔で戻れる私は本当にどうしようもなく下衆い。
わかっていながら茨の道を選ぶ未熟さ、愚かさがまだこの身を暴走させる。
止まらなくさせる。
甘い蜜を吸い、陶酔していくのだ___