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生徒会長・朝倉美咲
第8章 学園への遠い道
始発の電車内はガラガラではないものの人は少なく、
美咲はホッとした。
なるべく男性の少ない車両を選び、OLらしき女性の側の座席に座る。
(良かった、座れて…)
悩んだあげく美咲は脅迫メールに従い、下着を着けずに家を出てきてしまったのだ。
夏服は風通しの良い薄い素材でできており、スカートの丈もミニではないが冬服より短く、今は特にふわふわして頼りなく感じる。
上着は白のセーラー服で、一目でノーブラがバレることはなかろうが、近づいて見れば乳首が布地を押し上げているのが分かるかもしれない。
(どうか誰にも気付かれませんように…!)
しかし緊張もつかの間、乗客の少なさに安心したせいか、美咲は隣のOLにつられて
いつしか船を漕ぎ始める。
ピロリン♪
ハッと目覚めると、前の座席に座っていたサラリーマン風の中年男が、緩く開いた美咲の両足の間にしゃがみこんで携帯を構えていた。
顔を上げた男と目があった
その時、男にとっては運よく電車が停まる。
美咲が声をあげる間もなく、男は見かけによらず素早い動きで立ち上がり、近くのドアから降りて風のように走り去った。
美咲はホッとした。
なるべく男性の少ない車両を選び、OLらしき女性の側の座席に座る。
(良かった、座れて…)
悩んだあげく美咲は脅迫メールに従い、下着を着けずに家を出てきてしまったのだ。
夏服は風通しの良い薄い素材でできており、スカートの丈もミニではないが冬服より短く、今は特にふわふわして頼りなく感じる。
上着は白のセーラー服で、一目でノーブラがバレることはなかろうが、近づいて見れば乳首が布地を押し上げているのが分かるかもしれない。
(どうか誰にも気付かれませんように…!)
しかし緊張もつかの間、乗客の少なさに安心したせいか、美咲は隣のOLにつられて
いつしか船を漕ぎ始める。
ピロリン♪
ハッと目覚めると、前の座席に座っていたサラリーマン風の中年男が、緩く開いた美咲の両足の間にしゃがみこんで携帯を構えていた。
顔を上げた男と目があった
その時、男にとっては運よく電車が停まる。
美咲が声をあげる間もなく、男は見かけによらず素早い動きで立ち上がり、近くのドアから降りて風のように走り去った。