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生徒会長・朝倉美咲
第19章 蝕まれる学園生活
「み〜さき!おはよ」
学園の手前で礼子が後ろから声をかけてきた。
「…おはよう」
「ね、スカートさ、も少し短くしなよ。美咲は脚きれいなんだから」
美咲のスカートのウエスト部分に手をかけて巻き上げ、裾の位置を規定ギリギリまで上げる。
「や、やだ、れー子…」
ただでさえ下着なしで不安なのに、これでは風が吹いただけで見えそうだ。
「大丈夫だって!さ、行こ」
美咲は礼子に背中を押され、校門へ歩き出した。
腕組みをして立っていた葛巻が二人に気づく。
「おい、曽根田!お前、スカートの丈が短すぎないか!?」
「普通で〜す!」
「ちょっと来てみろ、計ってやる」
「やだ〜、助けて美咲!セクハラされるぅ」
礼子はわざとらしく美咲を前面に押し出した。
「ん?朝倉、お前もちょっと短いな?二人まとめて指導室へ来い」
「密室に連れ込んで何する気よ!?あ、だけど美咲と一緒なら安心だね〜」
周りに聞かせるように大声でしゃべりながら、礼子は美咲の腕を引っぱって行く。
打ち合わせ済みとしか思えない二人のやり取りに、美咲は指導室で何をされるのか悟り背筋が寒くなった。
学園の手前で礼子が後ろから声をかけてきた。
「…おはよう」
「ね、スカートさ、も少し短くしなよ。美咲は脚きれいなんだから」
美咲のスカートのウエスト部分に手をかけて巻き上げ、裾の位置を規定ギリギリまで上げる。
「や、やだ、れー子…」
ただでさえ下着なしで不安なのに、これでは風が吹いただけで見えそうだ。
「大丈夫だって!さ、行こ」
美咲は礼子に背中を押され、校門へ歩き出した。
腕組みをして立っていた葛巻が二人に気づく。
「おい、曽根田!お前、スカートの丈が短すぎないか!?」
「普通で〜す!」
「ちょっと来てみろ、計ってやる」
「やだ〜、助けて美咲!セクハラされるぅ」
礼子はわざとらしく美咲を前面に押し出した。
「ん?朝倉、お前もちょっと短いな?二人まとめて指導室へ来い」
「密室に連れ込んで何する気よ!?あ、だけど美咲と一緒なら安心だね〜」
周りに聞かせるように大声でしゃべりながら、礼子は美咲の腕を引っぱって行く。
打ち合わせ済みとしか思えない二人のやり取りに、美咲は指導室で何をされるのか悟り背筋が寒くなった。