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第19章 蝕まれる学園生活

美咲を抱くのは一度きりの
つもりだった。
葛巻が美咲の処女を奪ったのは、ただ彼女に屈辱を味わわせ嘲笑うためだったのだ。

しかし彼女が帰ってからは何も手につかず、美咲のことで頭がいっぱいになった。

寝ても覚めても美咲の恥態が忘れられない。
好みの女生徒以外に手を出さない主義の葛巻にとって、こんなことは初めての経験だ。

礼子から計画を持ちかけられたのは、そんな時だった。
イライラして待っていると、例のサラリーマンでは美咲を感じさせることはできなかった、という報告が入った。

葛巻は張り切った。
前回は苦痛を与えるためのセックスだったが今度は違う。

(曽根田なんかに負けていられるか！男のプライドにかけてイかせてみせる！)


礼子に妙な対抗心を燃やす葛巻だった。