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生徒会長・朝倉美咲
第5章 爪痕
美咲は自分の部屋のベッドにぼんやりと横たわっていた。
痴漢達に乱れた着衣を整えられて正気を取り戻し、絶妙なタイミングで解放された美咲は、何事もなかったかのように菜々美達と電車を降りることができた。
しかし学校に行く気にはなれず、具合が悪くなったと嘘をつき休んでしまった。
それから車で駅まで迎えにきてくれるよう、母親に連絡した。
こんなことを頼んだのは初めてだったので母親を驚かせてしまったが、どうしても電車に乗りたくなかったのだ。
母親は心配して、経営している喫茶店を休んで看病しようかと言ってくれたが断った。
悪いと思ったが、早く一人になりたかった。
母親が家の鍵を閉めたのを確認すると、美咲は風呂場へ駆け込んだ。
制服を着たまま冷たいシャワーを頭から浴びた。
なにもかも洗い流してしまいたかった。
振り払っても振り払っても伸びてくる男達の手。
あっという間に動きを封じられ、駅に着くまでの20分間
さんざん弄ばれた。
レイプはされなかったものの
乳房も性器も身体中すべてを男達の手で蹂躙されてしまった。
(怖い…)
美咲は自身の身体を抱き締めて震えた。
大勢に襲われたことも勿論だが、何より自分自身が怖かった。
初めのうちは気持ち悪いとしか思えなかった男達の手が、いつの間にか心地よく感じられるようになってしまったのだ。
しまいには快楽に流され、求められるままにどこの誰とも分からない痴漢に唇までも許してしまった。それも一人や二人ではなく、もしかすると全員と口づけを交わした可能性がある。
(ファーストキス、だったのにな…)
夢に見ていた甘酸っぱいキスとは程遠い、性欲にまみれた痴漢とのキスが、美咲の記念すべきファーストキスなのだった。
シャワーに打たれながら、美咲はくずおれ嗚咽した。
痴漢達に乱れた着衣を整えられて正気を取り戻し、絶妙なタイミングで解放された美咲は、何事もなかったかのように菜々美達と電車を降りることができた。
しかし学校に行く気にはなれず、具合が悪くなったと嘘をつき休んでしまった。
それから車で駅まで迎えにきてくれるよう、母親に連絡した。
こんなことを頼んだのは初めてだったので母親を驚かせてしまったが、どうしても電車に乗りたくなかったのだ。
母親は心配して、経営している喫茶店を休んで看病しようかと言ってくれたが断った。
悪いと思ったが、早く一人になりたかった。
母親が家の鍵を閉めたのを確認すると、美咲は風呂場へ駆け込んだ。
制服を着たまま冷たいシャワーを頭から浴びた。
なにもかも洗い流してしまいたかった。
振り払っても振り払っても伸びてくる男達の手。
あっという間に動きを封じられ、駅に着くまでの20分間
さんざん弄ばれた。
レイプはされなかったものの
乳房も性器も身体中すべてを男達の手で蹂躙されてしまった。
(怖い…)
美咲は自身の身体を抱き締めて震えた。
大勢に襲われたことも勿論だが、何より自分自身が怖かった。
初めのうちは気持ち悪いとしか思えなかった男達の手が、いつの間にか心地よく感じられるようになってしまったのだ。
しまいには快楽に流され、求められるままにどこの誰とも分からない痴漢に唇までも許してしまった。それも一人や二人ではなく、もしかすると全員と口づけを交わした可能性がある。
(ファーストキス、だったのにな…)
夢に見ていた甘酸っぱいキスとは程遠い、性欲にまみれた痴漢とのキスが、美咲の記念すべきファーストキスなのだった。
シャワーに打たれながら、美咲はくずおれ嗚咽した。