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夏といえば、寄宿舎生活だよね?
第1章 なぜ僕が寄宿舎生に?
僕は、応諾するしか選択肢がなかった。
ちなみにその寄宿舎は、いったん入ると二度と俗世間に出ることができないと噂されている。事実上の監獄なのだ。優秀な人材を国家が独占的に確保するための、方針だ。
しかし僕の能力では、とてもじゃないが国家に尽くすことはできない。つまり一生、何もしないで閉じ込められるというわけだ。
ただ一縷(いちる)の望みがある。そんな何の役にも立たない人間を、国費を出して一生養うような余裕が国家にあるかどうか、だ。ある程度期間が経てば、放逐される可能性がある。
ただ純粋に釈放されればよいが、そういう役立たず人間を1か所に集め、まさか毒ガス室などに放り込んだりしやしないだろうな…?この国家なら、やりかねない。
ちなみにその寄宿舎は、いったん入ると二度と俗世間に出ることができないと噂されている。事実上の監獄なのだ。優秀な人材を国家が独占的に確保するための、方針だ。
しかし僕の能力では、とてもじゃないが国家に尽くすことはできない。つまり一生、何もしないで閉じ込められるというわけだ。
ただ一縷(いちる)の望みがある。そんな何の役にも立たない人間を、国費を出して一生養うような余裕が国家にあるかどうか、だ。ある程度期間が経てば、放逐される可能性がある。
ただ純粋に釈放されればよいが、そういう役立たず人間を1か所に集め、まさか毒ガス室などに放り込んだりしやしないだろうな…?この国家なら、やりかねない。