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夏といえば、寄宿舎生活だよね?
第1章 なぜ僕が寄宿舎生に?
翌日、僕は
<寄宿舎案内>
という冊子を受け取り、それを読んだ。
それによると、寄宿舎での生活は、次の通り。
1 各人、個室で日常を過ごす。
2 自分の得意な分野の学習だけをしてよい。
3 何か成果を上げたと分かったら、報告すること。
4 同じ寄宿舎生との交流は、禁止。
5 ジムやレクリエーションの利用は、予約制。
6 スクーリングは、ない。
7 食事は、自動配膳される。
8 室内の清掃は、各自やること。
9 屋内は気温を28度に保つので、全裸で過ごすことを推奨する。
10 パソコン、ゲーム機、スマホ、一切の持ち込みを禁ずる。
「酷い…。なにこれ?」
僕は、ぼうぜん自失。
最後の項目だ。せめてゲームくらいやらせてくれよ…。
しかも思春期男子に欠かせないグッズの持ち込みもできないという…。
「オワター」
これじゃ、死んだほうがましだ。国家も、厄介払いを早くしたいだろう。国家に抹殺されるのは、時間の問題と見た。
寄宿舎行きは、事実上の死刑宣告だった。
<寄宿舎案内>
という冊子を受け取り、それを読んだ。
それによると、寄宿舎での生活は、次の通り。
1 各人、個室で日常を過ごす。
2 自分の得意な分野の学習だけをしてよい。
3 何か成果を上げたと分かったら、報告すること。
4 同じ寄宿舎生との交流は、禁止。
5 ジムやレクリエーションの利用は、予約制。
6 スクーリングは、ない。
7 食事は、自動配膳される。
8 室内の清掃は、各自やること。
9 屋内は気温を28度に保つので、全裸で過ごすことを推奨する。
10 パソコン、ゲーム機、スマホ、一切の持ち込みを禁ずる。
「酷い…。なにこれ?」
僕は、ぼうぜん自失。
最後の項目だ。せめてゲームくらいやらせてくれよ…。
しかも思春期男子に欠かせないグッズの持ち込みもできないという…。
「オワター」
これじゃ、死んだほうがましだ。国家も、厄介払いを早くしたいだろう。国家に抹殺されるのは、時間の問題と見た。
寄宿舎行きは、事実上の死刑宣告だった。