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性に溺れる私
第9章 【甘い蜜】







また生理が来て性交渉は途絶える。




イライラするし絶不調だし誰とも話したくなくなり周りを遮断。
彼氏である大樹だけ唯一受け入れていた。




大丈夫?体調悪い?には全部「生理」と言えば大概片付くが沸々と沸き上がる性欲をどう対処すれば良いのか。
かと言ってセックスしたいなんて言えるはずもなく。




だから意識なく出していた甘い蜜に誘われて寄ってきた餌に食いついて何が悪いの。




体育の授業は保健室で過ごそうと廊下を歩いていたら後ろから誰かに呼ばれた。
一緒にサボろうと提案されてのこのこ付いて行って屋上へと出れる扉前、階段フロアで。




手慣れたようにキスしてきて私の出方を覗っている。




へぇ、意外とガツガツ来るじゃん。
もっとまわりくどく口説いてくるかと思ったのに速攻キスとかヤルことしか頭ないんだね、お互いさまか。
まわりくどいなら私から襲ってやろうかと思ってた。




「先輩、私彼氏居るんですよ」




「ん……まだ別れてないんだ?でももう飽きてる頃でしょ?俺と遊んでよ」




本当、久しぶりの登場でさっきはびっくりしたんだけど。
でもよく覚えてた。
大樹と付き合う前になかなかしつこく口説かれてた先輩。




パーカー着せてきて耀平が嫉妬したんだっけ?
カップルで交換し合うの流行ってたから。
別にカップルでも何でもなかったけど、あの時は寒くて有り難く着せてもらったんだっけ。




「先輩……私生理なんでエッチ出来ないですよ?」




「ん……いつまで?」




そう言いながら首筋に唇を這わせボタン外していく手は止めない。




「あと5日ほどは…」




「じゃ、彼氏ともその間はしないの?」




「しませんよ、不衛生じゃないですか」




「へぇ、律儀。前に生理中セックスしたことあったけどめっちゃ興奮したよ?」




ブラのカップをずらし乳首だけを出され指で愛撫してくる。
ビクッと反応する身体は正直に感じているがより経血が出て不快感もある。




「めっちゃピンク色じゃん……これヤバいわ、どうしよう?勃ってきた」














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