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性に溺れる私
第10章 【乱れ咲く一輪の華びら】
え………今?
ちょっとそんな余裕ないんだけど。
ソファーに降ろされ向かい合う。
ていうかまだ痙攣してる。
耀平の腕掴んでないと倒れそう。
「ほら、いつもの深いやつしてよ」
2人に見せつけたいだけでしょ。
「ヤダ……」
両手掴んで押さえつけられされるがままの私。
「その顔、ヤダって言ってねぇじゃん。すげぇ可愛い、もう抵抗も出来ねぇのな?」
身体に力が入らない。
近付いてくる耀平の唇を拒めないの。
絡ませてくる舌にも従うしかない。
掴まれていた手を自分の首に回させて唾液を流し込んでくる。
糸が引いてそれに興奮した耀平は更に舌を入れてくるねっとりしたキス。
次の瞬間、身体が離れて…というか離されて何が起きたのかすぐ理解出来なかった。
離された耀平もびっくりしている。
ゆっくり目を向けた先には寛太くんの姿が。
悲しそうに私を見て抱き締めてきた。
「僕以外の人とキスしないで…!」
「え……?」
震えながらしがみつく腕にやっと事態を理解することが出来て体力がないなりにも髪を撫でてあげた。
「何だよ寛太、ヤキモチか?それなら大樹の方がよっぽどじゃね?」
チラッと見た大樹は拳を握り締め立っている。
「まぁ、いいや、しがみついてろよ」
そう言った耀平は私の下に脚を入れてきて騎乗位になる体勢にしてきた。
「え?あ……ウソ…んんっ」
震える脚で膝立ちさせられ耀平のが挿入ってくる。
バランスを崩しそうになれば支えられ奥まで当たってきた。
寛太くんがしがみついてるのに下から容赦なく突き上げてくるのだ。
「寛太、キスしたいならしろよ」
ちょっと……何言ってるの?
こんなピストンしといて出来るわけないでしょ…!
耐えるだけで精一杯…!
「キスがダメでもセックスなら良いんだ?他人に挿れられて喘いでる玲奈堪んねぇもんな!」
本当最低……そうやって罵られて悦ぶ私も最低。
ピストンで揺さぶられる私を見て甘い声で「玲奈さん…」と呼ぶ。
「玲奈、寛太にキスしてやれよ」