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性に溺れる私
第11章 【ハメ撮りの果てに見える世界】





「卒業おめでとう」




花束を渡され頬を拭いながら受け取る。
もう会えないと思ってた。
そうしたのも自分なのに苦しくて……辛くて……こんな日に会いに来てくれるとか夢じゃないかって。




「ごめんなさいっ……居なくなって」




声が上擦って上手く出せない。
嗚咽が響く。




「俺からも報告……ちゃんとケジメつけたから。だから会いに来たんだ」




え……?そんな………私、どうしたら。




周りが一気にザワついたのは先生が膝をついたから。




「藍沢……俺はまだあの時の契約は続いていると思ってる。続いて…いるよな?俺は藍沢の…」




こんなところで言わないで…と私もしゃがんで口を押さえた。




2人だけに聞こえる声で。




「後悔したって知らないよ?今度こそは首輪着けてでも逃さないんだから…っ」




ダメ……言いながら泣けてくる。




「藍沢、ちゃんと言わせて?」




そう言った先生はポケットから小さな箱を出して開けて見せてくれた。
勿論そこにはキラキラと光る指輪。




一番目立つところで繰り広げて一部始終見られている私たち。




同期だった担任の先生も顔を覆いながらチラチラ見てるリアクション。
周りからは黄色い声援もらっちゃってるんだけど。




卒業式に迎えに来る教師と元生徒ってバレバレだよ。




「結婚しよう、玲奈」




真っすぐ私を見て言ってくれた言葉。
思わず抱きついた。
耳元で「奴隷でも良いってこと?」って冗談まじりに囁く。




「当たり前だよ!一生そうでいい!そうなりたい!」




大きな声で叫ぶ先生のネクタイを引っ張りその場でキスをした。




一瞬静まり返ったが担任の先生の大きな拍手で祝福の嵐となった。




恥ずかしくて照れくさくてそそくさと帰る。




写真いっぱい撮られて後からLINEの通知音鳴りっぱなしだったよ。
でもそんな事気にならないくらい今……私たちは熱く抱き合っている。




先生を一人暮らししている部屋に連れて来た。




もう我慢出来ない。
部屋に入るなり激しく唇を重ね合わせ先生のネクタイとワイシャツのボタンを外していく。
先生も私のブレザーに手を掛けた時。











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