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楽しい田舎暮らし
第4章 初体験
「その結果ただの恋愛なら笑い話ですけどお母様の職業や収入を考えると産業スパイや結婚詐欺の可能性もあります。」
 「お母さんが不幸になるのは別にいいんだ。今でも他人と同居してるような感じだし。の垂れ死にしたって涙も流れないと思う。でも許せないのは早退の言い訳がかをりだったってとこ。」
 何年も育児放棄しておいて都合の良い時だけ娘と呼ぶ。俺も腹が立ってきたがふと猛毒を含んだ考えが浮かぶ。
 「真弓の言う通り興信所に素行調査させよう。ところでかをり。正直な話、お母さんの事好きか?」
 「大嫌い!」
 被り気味のの返事に憎悪の深さを感じる。
 「真弓ちゃんより嫌い!」
 真弓、お前嫌われてるぞ。ってなんで嬉しそうなんだよ。このド変態が。
 「母親に復讐するきはあるか?」
 俺の提案にかをりの顔が般若に変わる。可愛いかをりの心にこれだけの傷をつけたんだ。落とし前はしっかりつけて貰おう。
 
 素行調査の結果母親、谷村静香にはやはり男が居て真弓の予想通り結婚詐欺師だった。俺は興信所経由でヤクザを雇い静香の目の前で正体をばらし半殺しにして貰った。中年女が若い男に騙され手酷い失恋をしたという図だ。自棄酒飲んで正体なくしてるのを母屋の客間に連れ込んだ。俺の自室を使うのをかをりが嫌がったからだ。
 ベッドに放り投げた静香をかをりに手伝って貰って裸にひんむく。真弓は撮影係だ。
 「こんな顔だったんだ。」
 ベッドを見下ろすかをりの言葉が俺の心に有った僅かな罪悪感を洗い流した。
 シャツとスカートを脱がせ下着を露にさせて俺は思わず口笛を吹いた。静香は今年29歳。高校在学中に妊娠。相手の男には逃げられたが卒業後かをりを出産。子育ては両親に丸投げで1年浪人するも一流短大に合格。主席卒業、一流商社入社後メキメキ頭角をあらわし女でありながら三十路前に課長補佐と大出世したキャリアウーマンの半裸だ。今日はお泊まりの予定だったのだろう。派手な下着だ。これは男の趣味だな。一見上品なレースのブラだがトップを弄ると乳首が露呈する仕組みになってる。ストッキングはガーターベルトで吊りパンティは小便とセックスがしやすそうな穴開きだ。黒ストッキング以外は下品な紫で統一されている。若い男に捨てられまいと必死の努力の成果だろう。いつぞやの真弓の赤下着より悪趣味だ。高級そうな下着はかをりの持つ鋏で無惨な端切れになりはてた。
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