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ブレインウォッシャー
第2章 新生活
 流石はヤクザ屋さんだ。土木工務店とも太いパイプがあるらしく全20余部屋の改造が2ヶ月足らずで終わった。従業員は給料を保証してやると全員残ってくれた。
 ホテルとして一番変わったのは最上階の扱いだろう。このワンフロアーはオーナー、つまり俺の自室になる。ここには事務所に有るマスターキーでも入れない様にしてある。
 そして何より変わったのが営業スタイルだろう。一般のラブホテルとの差を打ち出す為に全部屋をSMルームにした。そして、市内のSMクラブと契約を結び出張サービスには優先的にうちを指定して貰える様にした。これには設備が充実しているのに加え万が一プレイ中に事故が発生した場合五爪龍会が力を貸してくれるというカードが物を言った。具体的にどんな力かは一般人の俺が関与するところではない。
 一階はフロントとバックヤード。二階三階はM嬢×S男。四階五階はM男×女王様の部屋とし内装、備品、設備其々に差別化してある。バックヤードの一角には訳有り医師が常駐する診療所もある。プロの女王様は心配してないが素人S男に責められるM嬢の身体が心配なのだ。プレイを終えたM嬢さんには必ず診察を受けてから帰ってもらう。無論診察料金は格安でそのまま帰って構わない程度の怪我ならジュース一本分程だ。
 この試みは当たった。風俗雑誌に「プロ御用達のSM専門ホテル」と大々的に宣伝され一般客もプレイを楽しみに来るようになった。
 一般客には特別に奇数階に用意してある広間「お見合い部屋」を解放してある。他のカップルとの交流を楽しみ合意があらば乱交、スワッピングを其々の部屋で行って貰って構わない。また、ホテル内なら何処でも全裸OKなので露出プレイも出来る。但し自室以外での本番は禁止だ。発覚したら違約金を払ってもらい出入り禁止になる。
 ありがたいことでオープン一年で純利益はアベレージ五百万円。つまり俺の月収は三百五十万円になる。これも全ては有能な従業員と友妃のお陰だ。友妃は大学を無事卒業した。就職先はホテルオーナーの秘書だ。従業員は友妃が秘書であると同時にオーナーの奴隷ペットである事は知っている。なにしろホテルの中では常に全裸で痣や内出血で斑になった肌を晒しているのだから。従業員からは「お犬様」と呼ばれて可愛がってもらっている。最初に交わした他人に肌を晒さないという契約を破棄するのは正直嫌だったが仕方がない。
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