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ブレインウォッシャー
第2章 新生活
 抗議の声を上げるが反対の頬にもビンタをくらい以後の言葉を飲み込む。髪を鷲掴みにして顔を上げさせると俺を睨め上げる目が微かに泳いでいる。おいおい。ビンタ二発程度で折れてくれるなよ。
 「自分の立場判ってないのか?お前ごときの為にこの部屋格安で貸してやってるんだ。何か言う事があるだろう?」
 「ふざけない」
 最後まで言い終わる前に三たび頬が鳴る。口内を切って口の端から血を滴らせる嘉代子の顔をオーナーに向ける。
 「従業員の質堕ちたんじゃないですか?」
 「どうにも育ちが悪い跳ねっ返りで手を焼いているんです。」
 「うちを使うならこの世界の常識位覚えて貰わないとトラブルの元なんですがね。」
 「申し訳ありません。こいつを躾れる人材が居ませんで。」
 「困りましたね。なんなら私が手を貸しましょうか?」
 この三文芝居が編集長に出した条件だった。嘉代子を調教する役を俺にやらせる。焼き印刺青等一生消えない傷を付けても文句を言わない。人間として壊しても構わない。
 ハードな画が撮れさえするなら何でもやってくれというのが編集長の要望だった。
 頭の上で交わされる会話の意味が嘉代子には判らない。今日は「私が」ブタを調教するはずなのに何故この男達は「私を」調教する話をしてるのだろう。今となっては意味を持たない疑問が頭の中をループする。
 無限ループの輪を断ち切ったのも頬への打撃だった。
 さっきまで虚ろだった目に憎しみの炎が灯る。そうだ。それでいい。簡単に屈するんじゃないぞ。
 嘉代子が何か話そうとする度にビンタを降らす。それが罵詈雑言なのか許しを懇願する言葉なのか俺には判らない。頭の一音が聞こえた瞬間に頬を打つ。何かを言えば打ち、沈黙すれば打つ。嘉代子の気持ちなど気にしない。何故叩くのか ?そんなの叩きたいからだ。指を折られたり四肢を切断される激痛は別として頬を打たれる程度の痛みなら脳が精神を守る為に脳内麻薬を出して痛みを軽減させる。人によっては脳内麻薬が痛みを性的快楽に変換させる。
 俺が手を振り上げる度に身体を竦めていた嘉代子が何十発目かのビンタを受けてうっとりした顔をするようになる。ボンテージスーツの股間は色が変わっている。大洪水だ。この頃になると頬は腫れ上がり青黒い内出血に覆われる。もう喋りたくても呻き声しかだせまい。
 「いつ迄服を着てる?」
 
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