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見られたせいで。
第2章 聞いちゃった
 「先生、ここから家に帰る途中にボロボロでお化け屋敷みたいな神社が在るの知ってる?」
 知ってるもなにも子供の頃の遊び場だった。建物の老朽化が進んだ上に地震被害にあって半分崩れたから御神体に引っ越して貰ってそのまま放置されていたが少し前に崩れてきた屋根瓦で頭打ってホームレスが死にかけたとかで今は立ち入り禁止になってる筈だ。
 「そう、その神社。こないだの勉強の帰りにね京花さんがあるいてたの。」
 いかん、さっぱり話が読めん。明日から国語の授業に力入れないとまずいかもしれんな。
 メモを取りながら判らない所は質問しながらやっと内容を把握するのに30分掛かった。
 要はこうだ。
 先週の日曜日。勉強の帰りだから19時過ぎ頃帰路を急いでいると桜ノ宮の制服を着た女の子が覚束ない足取りで歩いてるのを見かけた。普段なら知らん顔でほっとくのだが様子がおかしいので尾行する事にした。単なる野次馬だ。その子は寂れた路地にフラッと入っていく。その先に在るのは例の神社だけで民家は一件もない。その子が立ち入り禁止のフェンスをずらして境内に入る時京花だと判ったそうだ。こんな所に何の用だろと更に尾行すると公衆トイレに入った。なんだ、トイレかとバカらしくなって帰りかけて足が止まる。ここに来るまでにはコンビニやスーパーも在った。大きな公園にも公衆トイレはあるのになんで態々こんな汚いとこに?野次馬根性に火がついてトイレに近づく。そこは参拝者の為のトイレで女子トイレには個室が一つあるだけ。足音を忍ばせてトイレに入ると個室の扉は閉まっていて「使用中」の赤い印がノブの上に出てる。やっぱりオシッコでも我慢して歩き方がおかしかったんだ。と興味が失せかけた時に個室のなきらうめき声がした。オシッコじゃなくて便秘明けのウンチかな?これ以上聞くのは失礼よねと回れ右するとうめき声が一際大きくなって「あぁん!」と甘い喘ぎ声と入れ代わった。耳を澄ますと荒い鼻息と甘い喘ぎ声、クチュクチュという微かな水音も聞こえて来る。オナニーもしくはセックスしてる?つい30分前まで自分も出してた声と音だ。直ぐに察しはついた。人が来ないと確信があるのだろう。声は遠慮なく大きくなり最後には「いく、イク、逝く!」と叫んで・・・達したようだ。カラカラカラとトイレットペーパーを大量に取る音がしたので慌てて外に出る。
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