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第2章 聞いちゃった

　暖簾の中は以外と広い。表の床面積の2/3はある。実は店長が一番力を入れて用意したのがこのフロアだった。高橋書店は28時まで営業しているが売上高の3/5は深夜帯に暖簾の中の商品だ。ここの売り上げのお陰てぐーたらな俺も首にならないですんでいる。
　さて、女はどこかな？監視カメラの方向から推理して棚の陰から様子を伺うと。居た居た。何をしてるんだ？本を物色してる様子はない。ただブラブラと歩いている。買い物客でも万引き犯でもなさそうだし。わけが判らんと一瞬視線が外れ再度見た時には女の右手がバックの中にあった。しまった！やられた！だが今出ていく事は出来ない。万引きは現場を視認しなければならない。もう一度やるのを待つしかない。女の手がバックから出てくる。何か握ってる。？自撮り棒？既にスマホはセッティング済みだ。
　女は一度バックと自撮り棒を床に置くとここで初めて一度回りを見渡し納得したのか小さく頷く。両手を胸の前に持ってくると上からボタンを外しだす。全部外すのにたいして時間は掛からない。スカートの中から裾を引き出すとブラウスを脱ぎ捨てブラジャーだけになる。待て、あれは本当にブラジャーなのか？乳房を覆う為のカップの無いブラジャー？
戸惑っている間にミニスカートが腰まで捲り上げられる。こっちはノーパンだ。遠目にも茂みがわかる。露出狂だ。人の店のアダルトコーナーでソロの露出プレイを楽しんでやがる。女が自撮り棒に手を掛けたところで俺はシャッターチャンスを逃していたことに気付く。遅まきながらスマホで動画撮影スタート。女は慣れた手付きで撮影を続ける。上から下から。乳房を強調したかと思えばM字開脚でオマンコを指で開いたり四つん這いになって高く尻を上げた様子を棒を股の間から潜らせて撮ってみたり。仕舞いには自撮り棒を短くして柄をオマンコに突っ込みスライドさせる。もしかしたらオナニー動画をとっているのでは？あまりの大胆な露出撮影に普段なら食指の動かない大年増に肉棒が反応している。前に俺の病名はロリコンだと言ったがもう一つ重い病を抱えている。病名サディスト。しかもかなりハード系だ。幼女少女は身体に傷を残すのがしのびなくて精神的な責めしかしてないが二十歳を過ぎた年増に遠慮することはない。年増の万引き犯を尋問してマゾっ気があると判れば写真や動画で脅し夫に見せられない身体に改造してからポイ捨てする。