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見られたせいで。
第2章 聞いちゃった
 「調べて欲しいのは古森京花。桜ノ宮学園中等部二年生。」
 俺は一枚の写真を愛美の足元に投げる。ビデオから抜き取った黒いバイブに頬擦りする京花が写っている。一瞥して少し目を丸くしたがすぐに若葉に視線を戻す。
 「この子に男が居ないか、家族はどんなか、普段何してるか」
 うん、うん。頑張って伝えようとしてるけど本当に国語力が残念だ。諦めるな頑張れ!俺は乳首やクリトリスを弄りながら応援する。こうすると緊張が解れるんだ。本当だよ。
 言いたいことを言い終えてご褒美にキスをねだってくる。拒む気はなく長々と唾液の交換が目的の様なキスを交わす。
唇が離れるのを待って愛美が口を開く。
 「ご依頼内容を確認させて下さい。ターゲットは古森京花。女性。13~14歳。彼女の素行調査及び身辺調査。重要視するのは過去現在に渡る異性関係。特に性的関係が有った者の有無。もし存在すればその者の身辺調査も追加。また、家庭環境の調査と家族全員の素行調査。京花嬢には性的暴行を受ける恐れがあるのでそれを防ぐ。期限は明朝七時から三日間。」
 「そうだ。」
 「差し出がましいようですが宜しいでしょうか?」
 「なんだ?」
 「性的関係者の調査は異性だけでよろしいのですか?」
 これは盲点だった。
 「よく言ってくれた。男女問わずだ。出来るか?」
 「承りました。」
 頭を下げる愛美の前に硬貨を投げる。平等院鳳凰堂が意匠された銅貨10円玉だ。
 「前金だ。成功報酬でもう一枚だ。」
 「有り難う御座います。」
 10円玉を押しいただく女を若葉が指差す。
 「先生、あれ誰なの?」
 とうとうあれ呼ばわりだ。
 「万引き犯だよ。」
 愛美との出会いも高橋書店だった。
 もう一年以上前になるのか。あの日もいつも通り店内を巡回していると大きな濃いサングラスに厚化粧。大きなバックを肩から下げた見るからに怪しい女が入ってきた。夏とはいえノースリーブのブラウスに膝上より股下で計った方が早そうなミニスカートに素足てサンダル。格好いいのかダサいのか判断に困る格好だ。当時はメガネカメラは持ってなかったので店長に監視カメラを操作させて女の様子を撮影させて後をつける。店の奥には大きな布暖簾が下がった入口がある。18禁物の棚だ。女は辺りを気にもせず暖簾を潜る。確かに暖簾の近くには人影はなかったが大胆なことだ。
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