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わたしを見ないで
第5章 新人キラー
「君さ、なんでいつもおれに明日休みかって聞くの?」
当たり前みたいにゴムなしで入れて、わたしの中をガンガン掻き回してくる篤志くん。
本番を受け入れてるのは篤志くん一人だけだ。
理由はただ、これ以上性病のリスクを抱えたくないから。
…わたしを気持ちよくしてくれるから。
「ン…ンッ…あっ…気持ちいい…」
「ねぇ、なんで休みかどうか聞くの?」
「あっ…はぁっ…だって…」
「だって何?」
「ンッ…篤志くんが…あっ…あぁ…」
「おれが何?」
「あん…そう聞いたら…ンッ…メシでも食ってかえろって言うかなって…アッ…はぁっ…ん…」
篤志くんは呆れたように顔を逸してハッと笑って、そのあとはわたしに喋る余裕を与えてくれなかった。
「なんでおれとメシ食いに行きたいの?」
120分の予約だと、15分くらい時間が余る。
前回と同じ、土曜日のラスト枠。
煙草を吸う篤志くんに、わたしはテレビを観ながら答えた。
「ずっと一人でご飯食べてて寂しいから」
横目に、篤志くんがわたしを見たのがわかった。
でもそっちを見たりはしない。
見てしまえば決定的に寂しい女になってしまうからだ。
「愚かだなー。おれにそんなこと言ったら、もう二度と金払わなくなるよ」
「べつにいいよ」
「君ね」
言いかけて…篤志くんは黙った。
笑ってる。きっと陰険な目だ。わたしをバカにしたような。
「…入店早々ランキングに入ったからって、調子乗ってんじゃない?3ヶ月目にちょっと波が引くから、気を引き締めるべきだと思うけどね?」
とくにおれみたいな細長い客は、と篤志くんが言う。
こういうとき忘れかけていたのに篤志くんが教師だということを思い出してしまう。
わたしは裸のままベッドに転がった。
「愚かでなきゃ、風俗なんかで働くわけないでしょ」
篤志くんの精液が割れ目の奥でまだ燻ってるみたいに熱い。わたしはまだまだ続きがしたい。
このとき篤志くんはどんな顔をしていたんだろう。
当たり前みたいにゴムなしで入れて、わたしの中をガンガン掻き回してくる篤志くん。
本番を受け入れてるのは篤志くん一人だけだ。
理由はただ、これ以上性病のリスクを抱えたくないから。
…わたしを気持ちよくしてくれるから。
「ン…ンッ…あっ…気持ちいい…」
「ねぇ、なんで休みかどうか聞くの?」
「あっ…はぁっ…だって…」
「だって何?」
「ンッ…篤志くんが…あっ…あぁ…」
「おれが何?」
「あん…そう聞いたら…ンッ…メシでも食ってかえろって言うかなって…アッ…はぁっ…ん…」
篤志くんは呆れたように顔を逸してハッと笑って、そのあとはわたしに喋る余裕を与えてくれなかった。
「なんでおれとメシ食いに行きたいの?」
120分の予約だと、15分くらい時間が余る。
前回と同じ、土曜日のラスト枠。
煙草を吸う篤志くんに、わたしはテレビを観ながら答えた。
「ずっと一人でご飯食べてて寂しいから」
横目に、篤志くんがわたしを見たのがわかった。
でもそっちを見たりはしない。
見てしまえば決定的に寂しい女になってしまうからだ。
「愚かだなー。おれにそんなこと言ったら、もう二度と金払わなくなるよ」
「べつにいいよ」
「君ね」
言いかけて…篤志くんは黙った。
笑ってる。きっと陰険な目だ。わたしをバカにしたような。
「…入店早々ランキングに入ったからって、調子乗ってんじゃない?3ヶ月目にちょっと波が引くから、気を引き締めるべきだと思うけどね?」
とくにおれみたいな細長い客は、と篤志くんが言う。
こういうとき忘れかけていたのに篤志くんが教師だということを思い出してしまう。
わたしは裸のままベッドに転がった。
「愚かでなきゃ、風俗なんかで働くわけないでしょ」
篤志くんの精液が割れ目の奥でまだ燻ってるみたいに熱い。わたしはまだまだ続きがしたい。
このとき篤志くんはどんな顔をしていたんだろう。