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掃き溜めの星屑
第1章 掃き溜めの星屑
 池田くんを助けてあげたいなーって思う。
 でも、わたしにはなにもしてあげられない。
 もどかしく思う。


「いっそのこと、子供つくる?
 わたしが母子手当もらったら、池田くんの生活が楽になるんじゃない?」


 椅子の上で膝を抱え、池田くんの顔を覗き込んで見る。わたしはたぶん今、とてつもなく最低なことを言った。でも池田くんはグーで頬杖をついて、組んだ脚先をぶらぶら揺らして考えてる。


「シングルマザーってことにして入籍せずにおれと暮らしながら母子手当もらうってこと?」


 こくんと頷くと、池田くんは黒板の方を見つめたまま、


「あー、お前にそんなことを言わせないような男になりたいなぁ」


 無気力につぶやいた。

  
 



 
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