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掃き溜めの星屑
第1章 掃き溜めの星屑
わたしはYou Tubeを観た。
時々池田くんとキスしながら。
もしわたしが健常者だったら…
健常者のままでいられたなら…
池田くんを好きになっていただろうか?
健常者だったころのわたしにとって池田くんは、【あちら側】の人間だったはずだ。それなのにいつの間にかわたしは【あちら側】にいて、かつてわたしのいた【こちら側】を懐かしむ立場になってしまった。
池田くんに健常者だった頃はあるのだろうか。
池田くんは健常者だったら、正社員になれたのだろうか。
「池田くんがもし健常者でさ?正社員だったとしたら、わたしを好きになってた?」
ずっとおっぱいを触ってる池田くんに尋ねる。
池田くんの答えはすぐだった。
「なってるよ。どこにいたっておれがどんなだって、絶対見つけて好きになってた。だって、実際おれは、お前を見つけて好きになったでしょ?」
時々池田くんとキスしながら。
もしわたしが健常者だったら…
健常者のままでいられたなら…
池田くんを好きになっていただろうか?
健常者だったころのわたしにとって池田くんは、【あちら側】の人間だったはずだ。それなのにいつの間にかわたしは【あちら側】にいて、かつてわたしのいた【こちら側】を懐かしむ立場になってしまった。
池田くんに健常者だった頃はあるのだろうか。
池田くんは健常者だったら、正社員になれたのだろうか。
「池田くんがもし健常者でさ?正社員だったとしたら、わたしを好きになってた?」
ずっとおっぱいを触ってる池田くんに尋ねる。
池田くんの答えはすぐだった。
「なってるよ。どこにいたっておれがどんなだって、絶対見つけて好きになってた。だって、実際おれは、お前を見つけて好きになったでしょ?」