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† 姫と剣 †
第7章 決意
ルシアは、突然の刺激に、深く息を吸い込んだ。
「そんなところっ……!」
浮いてしまう腰。
恥ずかしさから、体をよじって逃げようとするが、しっかりとホールドされていて身動きが取れない。
まるで壊れ物に触れるかのような、優しいタッチ。
目を瞑りながら、ルシアは依然として脳内でリューイを求める。
それだけで、痺れるような感覚が全身をめぐる。
自分の淫らな欲求に、体が正直に応えているようにルシアは感じた。
抗えない波に、全身が包まれて、持っていかれてしまう。
「ぁんっ……っ…んっ…」
声を上げることしか出来ず、息をするのも苦しい。
ロイは舌を押し当てながら、その長い指を一つ、ゆっくりとルシアの中に沈めた。
十分に濡れているが、とても狭く、舌を動かすたびに中も連動してぎゅうぎゅうと締め付けられる。
「とても……熱い…。指が溶けてしまいそうです」
「やっ……はぁんん…っ」
クイと少しだけ指を折り曲げるとルシアがまた腰を上げる。
精一杯なその姿に魅了されながら、ロイは再びそこに顔を埋め、蜜を吸いながら指をゆっくりと動かした。