この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
† 姫と剣 †
第11章 森の奥



それと同時に……


ルシアに宿るローハーグ王の、アルノの面影に、魔女に迷いが生まれる。





「っ……くっ………」



「や…めて………っ」




首を絞められているかのような感覚に苦しむルシアとリューイの背後から、わらわらの人が現れる。


ハッと息を飲んだ魔女はルシアとリューイに掛けていた魔術を中断して、少し後ずさった。




「これはっ………」




同じように動揺を見せるマリーの前に、ずらずらと兵士が並ぶ。




「マリー……! 何故お前がここに……」



「お兄様…っ……⁉︎」




突然現れたローハーグ王の姿に、ルシアとリューイは咳き込みながら見上げる。




「おとう…さまっ……」



「すまぬ……やはり心配でな。だが、来てよかった」



同じく、ローハーグ王の隣から、リューイの父アースが現れてリューイの側による。




「リューイっ……大丈夫か」


「……は…い」




2人の無事を確認してホッと息を吐いたローハーグ王は、顔を上げると、何やら顔を隠そうとしている黒い服の女を見つめる。






「お前が、この森に住むという……魔女か」



「………………………」



黙った魔女は、そのまま背を向けて森の奥へと進んでいった。





/315ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ