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第12章 恋慕

熱く熱く猛ったリューイのそれを、ルシアの入り口に当てる。



そして、ゆっくりと前へ進んだリューイは、ルシアのそこがじわりと押し広げられていくのを見た。




「……はぁっ………んんっ…」



「ルシア……っ…力を…抜いて」




指とは比べ物にならないほどの圧に、どうしても力んでしまう。



顔を歪ませて必死に耐えようとしているルシアを抱きすくめたリューイは、リップ音を当ててルシアの頬にキスを落とした。




「リューイ………」



「……大丈夫です…から」





そう言いながら、ルシアの手を掴んで指を絡める。



何故か、リューイと一緒なら怖くない。



いつだって大切に想ってくれて、守ってくれていたのは、リューイだ。



コクリと頷くと、リューイは微笑みながら、ゆっくりと丁寧に腰を沈めた。





「んんっ……」



「く……っ」



「……はい…った…？」




ふぅ、と息をしながら尋ねると、リューイはルシアの顔を至近距離で見つめながら、「はい」と答えた。




「………そう…っ」



「……─────」



「…嬉しいっ……」




ポロリと、喜びの涙がルシアの目の端を伝う。




ここまで強く惹かれて、そして想った相手とついに繋がれた喜びに、感動が広がる。