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ハニードロップ
第5章 人生のゴール
「奈子ちゃん、いい景色……」
「っ、そんなに見ないで……」
いつものホテル。私は素っ裸で、脚を大きく開いて大事なところを博也くんにじっくりと見られていた。
始まりは、またまた私がスマホの存在をすっかり忘れていたこと。仕事が忙しくなるとすぐ忘れちゃうんだよね、あはは……。
昔よくドラマなんかで見た、「仕事と私、どっちが大事なの?!」なんて言われても仕方ない状況だと思う。博也くんのことがどうでもいいわけじゃない。仕事のほうが大事と思っているわけでもない。博也くんに会いたいと思うし、相変わらず博也くんとのえっちを思い出して一人でしている……。
でも、仕事が忙しいと仕事以外の時間はご飯食べてるか寝てるかで、他のことをできる時間はほぼない。博也くんに会いたいなぁと思いながらも時間だけが過ぎていくのだ……。
久しぶりの休みの前日、博也くんから連絡がたくさん来ていることにようやく気付く。慌てて電話をかけようとしたら、ちょうどかかってきた。
『奈子ちゃん生きてる?!?!』
めちゃくちゃ慌てた様子の博也くんに申し訳なくなる。
「ごめんなさい、生きてます……」
『ちゃんと食べてる?!』
「うん、食べてるよ……」
『はぁ。それならよかった』
心底安心した様子の博也くんにきゅんと胸が疼く。優しいなぁ。なのに、なかなかその優しさを返せなくてごめんなさい……。
『そろそろ奈子ちゃんに会いたくて限界なんだけど……、会える?』
「うん!会いたい!」
いつものホテルで待ってる、そう言われて走り出したのだった。
「っ、そんなに見ないで……」
いつものホテル。私は素っ裸で、脚を大きく開いて大事なところを博也くんにじっくりと見られていた。
始まりは、またまた私がスマホの存在をすっかり忘れていたこと。仕事が忙しくなるとすぐ忘れちゃうんだよね、あはは……。
昔よくドラマなんかで見た、「仕事と私、どっちが大事なの?!」なんて言われても仕方ない状況だと思う。博也くんのことがどうでもいいわけじゃない。仕事のほうが大事と思っているわけでもない。博也くんに会いたいと思うし、相変わらず博也くんとのえっちを思い出して一人でしている……。
でも、仕事が忙しいと仕事以外の時間はご飯食べてるか寝てるかで、他のことをできる時間はほぼない。博也くんに会いたいなぁと思いながらも時間だけが過ぎていくのだ……。
久しぶりの休みの前日、博也くんから連絡がたくさん来ていることにようやく気付く。慌てて電話をかけようとしたら、ちょうどかかってきた。
『奈子ちゃん生きてる?!?!』
めちゃくちゃ慌てた様子の博也くんに申し訳なくなる。
「ごめんなさい、生きてます……」
『ちゃんと食べてる?!』
「うん、食べてるよ……」
『はぁ。それならよかった』
心底安心した様子の博也くんにきゅんと胸が疼く。優しいなぁ。なのに、なかなかその優しさを返せなくてごめんなさい……。
『そろそろ奈子ちゃんに会いたくて限界なんだけど……、会える?』
「うん!会いたい!」
いつものホテルで待ってる、そう言われて走り出したのだった。