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ハニードロップ
第5章 人生のゴール
仕事帰りによく行くバーで出会った。
「か、か、香月ゆきえ……!」
「ん?あ、バレちゃった。三木村くんの彼女でしょ?!めっちゃくちゃ可愛い〜!!」
何故私を知っているのかは知らないが、博也くんの彼女だと知っているらしい香月ゆきえは私のところに走ってきて手をぎゅうっと握った。お、同じ人間とは思えないくらい美しい……。
「芸能人見慣れてんだろ」
固まる私に芦屋くんが呆れたように言う。いやいやいや、博也くんにはだいぶ慣れてきた、それでもまだたまに緊張するのに、こんな綺麗な人を前にすると落ち着かない……。
「三木村くんが言ってたの。俺の幼馴染のバーに行くとめちゃくちゃ可愛い女の子がいて、その子が俺の彼女だよって」
「い、いえいえそんな……幼馴染?」
初めて聞く言葉にはてなマークが浮かぶ。芦屋くんを見ると、普通に言った。
「そう、俺たち幼馴染」
「えっ、うそ?!」
初耳〜!!こんなイケメンばかり揃った地域って奇跡。博也くんのこと、まだまだ知らないことばかりだなぁ。
「でも、幼馴染なら何でずっとお店に来てなかったの?」
私がこのお店に通うようになって2年半ほど。博也くんと私がこのお店で出会うまで、博也くんと会ったことはなかった。たまたま会わなかったって言われたらそれまでだけど。
「いや、まあ色々あって疎遠になってて」
「ふーん」
色々ってちょっと気になるけど、芦屋くんが珍しくハッキリしない口調だからあまり聞かないことにする。
「か、か、香月ゆきえ……!」
「ん?あ、バレちゃった。三木村くんの彼女でしょ?!めっちゃくちゃ可愛い〜!!」
何故私を知っているのかは知らないが、博也くんの彼女だと知っているらしい香月ゆきえは私のところに走ってきて手をぎゅうっと握った。お、同じ人間とは思えないくらい美しい……。
「芸能人見慣れてんだろ」
固まる私に芦屋くんが呆れたように言う。いやいやいや、博也くんにはだいぶ慣れてきた、それでもまだたまに緊張するのに、こんな綺麗な人を前にすると落ち着かない……。
「三木村くんが言ってたの。俺の幼馴染のバーに行くとめちゃくちゃ可愛い女の子がいて、その子が俺の彼女だよって」
「い、いえいえそんな……幼馴染?」
初めて聞く言葉にはてなマークが浮かぶ。芦屋くんを見ると、普通に言った。
「そう、俺たち幼馴染」
「えっ、うそ?!」
初耳〜!!こんなイケメンばかり揃った地域って奇跡。博也くんのこと、まだまだ知らないことばかりだなぁ。
「でも、幼馴染なら何でずっとお店に来てなかったの?」
私がこのお店に通うようになって2年半ほど。博也くんと私がこのお店で出会うまで、博也くんと会ったことはなかった。たまたま会わなかったって言われたらそれまでだけど。
「いや、まあ色々あって疎遠になってて」
「ふーん」
色々ってちょっと気になるけど、芦屋くんが珍しくハッキリしない口調だからあまり聞かないことにする。