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悪魔から愛されて
第22章 新たに動き出す
…記憶から消されてしまったけど…
…京子と友達に戻れたし…
…私は全て失った訳じゃない…
…その日の夜…
龍崎さんはリビングでお酒を飲みながら、ゆっくり話し始めた…
「…恵美。話したいことがあるんだ…」
「…うん。圭吾なに?」
「今日、高山君が部長室に話に来たんだ…」
「う…うん…」
「結婚が決まったそうだ。」
「そ…そう…なんだ…」
「結婚式に、俺は呼ばれたんだけど…良ければ、恵美も来て欲しいそうだよ…どうする…」
「け…圭吾が行くのなら…一緒に行かないとね…」
「大丈夫か…?」
「う…うん。大丈夫です。私は圭吾のフィアンセですから…」
「…恵美…」